ザ・ホークス~ハワード・ヒューズを売った男
2012年 06月 18日
現代史の勉強の一環でたまたま先日、「大統領の陰謀」というDVDを見たのはこのブログでお伝えした通り。
それを返却に行き、何気に借りてきたのがウオーターゲート事件の伏線となったといわれるこの事件「ザ・ホークス~ハワード・ヒューズを売った男」
という映画のDVDでした。
狙ったわけでもないのに、借りていた、といううれしい偶然にこの時代をしっかり研究しなさいというメッセージたと受け止めて観ています。
ザ・ホークス公式サイトより
今の時代ではありえないことがたくさんあるのでちょっと劇画的ですが、ホークスの主人公があぶりだしているのは、何故、アメリカはこの時代にかくもヒエラルキーがはっきりしていて、それを維持するための陰謀に満ち満ちていたのかなという点です。
「アメリカの戦利品」として日本はもちろん、今も、見えない形でうまい具合に操られている、という説を聞きます。だから、今も続いていることなのでしょうけれど、1960~70年代のアメリカは本当にケネディの暗殺といい、ニクソン大統領の存在といい、何故だ! と言いたくなるようなことばかり。
この映画は古いのか? と製作年を観たら意外にも2006年版。
追記
発売とツタヤレンタルは2011年9月なのでもっと最近のモノかと思います。
企画、撮影をさかのぼれば2003年頃に産声を上げたモノかなと思います。
湾岸戦争や2001年9.11以降、良心に基ずいて、「なんかおかしいアメリカ」について今一度見つめなおそうという機運が高まっているのかもしれません。
映画の展開は手慣れたものでうまい、と思います。
ただし、「大統領の陰謀」と比べると後者のほうが私は好き。
ロバート・レッドフォードは自分が出たい映画を自分が企画しプロデュースする人として、理想的映画人ですね。
そして、彼の作品にはこの「大統領の陰謀」と同じ目線の作品が他にもあります。Lions for Lambs「おおいなる陰謀」です。
いい生き方をしているなと尊敬できる人の作品をまた、導かれるように見られることを楽しみにしたいと思っています。
by yoshi-aki2006 | 2012-06-18 16:17 | アンテナ | Comments(0)