国会議事堂と議員会館探訪
2012年 07月 13日
議員会館は超ハイテクできれいなのですが、
国会議事堂の中は着工時の大正時代の匂いが色濃くのこり、80年余の時間の体積がずっしりと内部に残っているかのような質量で、議場も本当に重厚でした。
赤く毛足の長いじゅうたんがしきつめられた廊下を歩いていくと、各党の表札の中にさっそく「国民の生活が第一」党の表札がかかった部屋もありました。
外に出ると、全国から贈られた県樹の並木がありました。ちなみに国会議事堂の建設にはやむを得ない部品等は例外ですが、ほぼ、全国出土の木材や石が使われているそうです。
議員会館と議場のあまりの新旧の落差に驚きながら、並木道を抜けるとその先に樹木に囲まれて、伊藤博文翁の銅像が威容を現します。
タイムマシーンに乗って過去から未来に、また、未来から過去にといきつもどりつの不思議な空間、国会議事堂とその周辺。
一つ感想を言うならば、この場所にもっと早く来ていればよかったなと思いました。ここに来て、何故、「何も決められない日本」と諸外国から揶揄されるのか、一瞬にしてわかった気がしました。
もっと明るくオープンな場所で審議したほうが確実に早く物事が決まっていくのではないでしょうか。
さて、政府は8月中には税と社会保障の一体化法案を決めて、できるだけ早く、TPP年内参加を電話伝達し、12月にもTPP交渉に挑みたいと報道されています。
そんな胸算用がうまく運ぶかどうか、ここは胸突き八丁と言えるかもしれませんね。傍聴もできるそうなので、夏休みの子供を伴っていかれてもいいと思います。
by yoshi-aki2006 | 2012-07-13 17:17 | アンテナ | Comments(1)