サクラサイトにご注意!~人の善意や恐怖心を手玉に取る悪い奴ら~
2012年 07月 19日
脳科学書がたくさん出版され、人をうまく洗脳して金もうけしようとする人らが熱心にそういうものを読んで、悪用しているようです。
サクラサイト詐欺はおれおれ詐欺と同じ理屈で人の善意や恐怖心を洗脳によって引き出して金儲けする商法です。
ソーシャルネットワークが発達した今、用心したいですね。
サクラサイト詐欺は最初、無料のメールのやり取りに始まり、次第に相手が「つい答えたくなる」「返信しないと大変なことになる」という心理状況に陥らせ、サイトに登録させ、クレジットでサイト利用料を支払わせ、メールのやり取りによって生じた費用をどんどん請求されてしまうシステム。
相談を持ちかけられたらつい答えたくなる人の気持ちをうまく利用したもので、
「あなたの力が必要」と重要人物であるとの錯覚を呼び覚まさせ、
「あなたが返信してくれなければ大変なことになる」と罪悪感を喚起させ、有料メールの罠から逃れられなくしてしまう。
おれおれ詐欺と構造が似ていますよね。
自分が上で相手が目下の関係で、目下が「助けて」と言ってくる。
自分の力で相手を救えると思い、そのことで自己重要感が刺激される。
助けてやらないと相手は大変なことになるという状況設定も同じ。
もしも、助けられなかったら後で自分は罪悪感にさいなまれるという恐怖感とセット。
サクラサイトも同じです。
タレントを励ましてやってほしいというメールが来て、つい答えてしまう。
相談に乗ってほしいと頼まれてつい返信してしまう。
まじめな人、「ねばならない」と思いこむ人、ご用心。危ない危ない、そのまじめさ。その善意。
では、どんな人なら引っかからないのか?
見知らぬ人からのメールは無視する。
有料サイトにクレジット番号は入力しない。
メールに返信してくれなければ死ぬという強迫に負けない(「そんなもん、知るか」と思える人なら大丈夫)。
ある意味、空虚な人がバーチャルな自分が活躍する場面に欣喜雀躍してはまってしまうといえる面もあるので、しっかりと地に足をつけて自分の課題と向き合い、生きていくことが大切だと思います。
こうしたアプローチ以外に都内に出没するデコポン詐欺(最近は桃を持ち歩いてるようです)集団による、劇場型商法(安い!今買わないと損!被災地に寄付するなど瞬間的に財布を開かせるキーフレーズを連呼し、バタバタと買わせ、あっという間にその場から消え失せる集団)も駅周辺にうろうろいるので、 ひっかからないよう、何が嘘でまやかしかしっかり見極めましょう!
by yoshi-aki2006 | 2012-07-19 08:08 | アンテナ | Comments(0)