仕事で人は磨かれる!~講演会・TPP・「アウトレイジビヨンド」も
2012年 11月 19日
さて、表題ですが、仕事で人は磨かれるということを講演のたびに感じます。
講演のお仕事を頂くと、レジュメを創りはじめるわけですが、この作業の過程でいろんな発見があります。今まで、私はTPP加盟に強い猜疑心がありましたが、レジュメを作成する過程で、もはや、加盟以外、道は残されていないと感じるようになりました。
今は加盟後の新たな世界で私たちがどうしたら幸せに生活して行けるか、それを模索しているところです。
どのように考えたら、納得できるのだろうか?
まだまだ続く講演会で皆さまとご一緒に考え続けたいと思います。
東京では20日火曜日・日本橋茅場町・東証ホールで15時過ぎから登壇します。
さて、レジュメ作成の合間に映画を見てきました。
北野武監督の「アウトレイジ ビヨンド」です。
前作の「アウトレイジ」には「AをやったらBがきた」「BをやったらCがきた」式の裏切りと報復の連鎖に「ゴッドファーザーのようなヒストリカルかつ人間臭さのある映画が持つ重奏感が欲しいなー」という感想がありました。
今回の「アウトレイジ ビヨンド」にはその前作に感じた渇望を満たしてくれるものがありました。
それにしても北野監督は男の見せ方がうまいなあ、と思います。前作では椎名桔平さんがあんなにかっこいい人とは思わなかったという発見がありましたが、今回はちょっとしか出ないのにしびれるようないい男が2人出ていました。
「わー、だれ? あのかっこいい人? ひょっして?」
と思わせてくれたのは白竜さんと高橋克典さんでした。
北野監督のいい男の見せ方に粋さを感じます。
3部作になればきっと白竜さん、高橋克典さんがもっと出てくるのではないでしょうか。
期待したいですね。
追記すると若い人の見せ方にも北野武さん一流の「愛情」を感じます。北野武さんの生きてきたお笑いや芸能界、映画界では、いきがった挙句、無駄死にの形になった若い人がたくさんいたのでしょうね。そうした若者にかぶる姿が前作にも今回作にもあり、彼の若い人に対する「愛情」を感じずにはいられませんでした。
また、北野武さんの今回の「アウトレイジ ビヨンド」でこの映画を通じて彼のメッセージがわかった気がします。抗争の形を借りているけれども、彼が怒っていることが何なのか、わかった気がします。
発砲と暴力だらけの映画ではありながら、この映画が日本人の北野武氏が作り、世界に発信していることは今の国際情勢に対する日本のこのありさますべてに潜在的には怒っている国民感情を代弁している気がしてなりませんでした。
映画に出てくる「舐めるんじゃねえぞ!」「知らねえと思っているのか?」というフレーズ。
誰しもが胸に秘めた本当の言葉の一つではないでしょうか?
というわけで北野作品も前作よりブラッシュアップされていて、どんどん魅了してくれます。
ワーナーブラザーズの配給であり、すでにTPPを先取りしたような形です。
TPPが本格化すると英語が公用語という三木谷氏率いる楽天のように、大きな変化が起こるかもしれませんが、「人は仕事で磨かれる」ということを信じて、変わる世の中を受け入れていきたいものですね。
さあ、今週も頑張りましょう!
by yoshi-aki2006 | 2012-11-19 01:32 | 感謝 | Comments(3)
うーん、ビヨンドだけ見ても十分楽しめますが、私は分析おたくなので(^^)、両方もう一度見たいくらい、ボースオッケーです♪
ただし、すざまじい暴力シーンが多いため、お子様抜きでご覧になることをお勧めします。
明日の講演会は全然大丈夫です。いらしてくださいませ。私の知り合いと言っていただいてOKです!
アサイチと昼休みのコマで、立教の新座キャンパスで講演して、その後にいきますので、15時過ぎでギリ間に合うかと思います。
こっそりと乱入させていただきます。ありがとうございます。