ブラックスワン~ナタリー・ポートマンの演技力
2012年 11月 23日
踊りが好きな人なら、全編踊りといっていいシーンの連続なのでとても楽しめます。
最近、観た映画で全編踊りの映画にドリーム・ガールズがありますが、それを「陽」とすると、ブラック・スワンは「陰の極」みたいなもの。結構、グロテスクな場面もあるので、落込んでいるときは要注意かもしれません。
でも、自意識過剰になりがちな時はこの映画で自分へのこだわりを客観視できるので、その点ではセラピー効果が期待できるといえます。
それにしても、役者ってすごいもんですねえ!
「マーガレット・サッチャー」のメリル・ストリープの演じ切りにも感心しましたが、ブラック・スワンのナタリー・ポートマンのなりきり度もかなりすごいものがありました。
「ブーリン姉妹」の時と、かくもかけ離れている!
演じ分けのすごさにとても感心しました。
ポートマンはこの映画でアカデミー主演女優賞に輝いたそうですが、まさに選ばれるだけある演技力です。
ちなみに彼女はイスラエル出身で1981年生まれ。今、30歳チョイですね。ハーバード大学卒で6か国語に通じ、自身で映画会社も設立。ブラック・スワンの振り付け師役のフランス人と婚約。二人の間にはお子さんがいるそうです。
また、完全なベジタリアンで、コラーゲンでさえ食べないという彼女があそこまでキレイでかつ体のラインの美しさを誇っている点で女性からの注目度、人気も高いのだそう。
役者として、芸術家として、この先がとても楽しみな人ですね。
ブラック・スワン公式サイトを見つけましたのでリンクしておきますね。
ブーリン姉妹の関連サイトもありました。
ブーリン姉妹の時はスカーレット・ヨハンセンの魅力が光っていると思いましたが、ブラック・スワンを見て、それがそう思わせるようにナタリー・ポートマンが演じていたのだなと感じました。
顔の作りはオードリイ・ヘップバーンや日本の水沢あきさんの面影にちょっとかぶる部分もあるような気がしますが、役によって、自在に印象を変えられるんですね。
2本の映画を見て、ただの美人ではないことを痛感しました。
【お知らせ】
2012年11月20日発売のサンデー毎日/ボーナス特集に寄稿しています。
22日の毎日新聞にコラムを執筆しています(東京版/金融面)
12月11日は東証アカデミーでお話しさせていただきます
(先日17日のフジトミさん主催の講演会の様子です)
by yoshi-aki2006 | 2012-11-23 02:35 | アンテナ | Comments(0)