100万円の無税枠~ISAがいよいよ2014年から始まります!

先日の熊本セミナーでもお話ししましたが、日本版ISAがいよいよ来年から始まりますね。

字の通り、アイエスアイと読んだり、アイサと言ったりのこの制度。いったい、どんな制度でしょうか?

別名、証券版マル優ともいわれ、一人一証券会社で利用可能な税優遇制度です。年間100万円までの投資は無税扱いになるというもの。 

ある人がA証券でB社の株を100万円出して買ったとしましょう。
その株をいくらで売ろうと、5年以内なら無税。翌年も100万円の投資枠があり、株をその枠内で買い、5年以内なら、すぐ売った場合も儲けに対しては無税。 

ただし、余った枠の繰り越しはできず、この仕組み自体、一応は10年でおしまい。
最大限2014年+10年=2024年までの措置になります。 

最終年に投資した100万円の無税扱いの5年を加えると2029年までの取り組みですね。
約10年間、マーケットにお金が流入するわけですが、 物事には裏があるのが常ですね。
ミソは「儲かれば無税」という点にご注目です。

損したら税金どころではない点は忘れてはいけないポイントです。
無税につられて「市場」に出かけ、追剥に合ったように丸裸になるくらいの損をしちゃ元も子もないということです。
もっといえば個人投資家は無税をエサに市場におびき寄せられるカモになるリスクを意識すべし。その上で資産運用に励みたいもの。
この流れで絶対に儲かるのは、システム構築業。
お金を投入するリスクを負うのは証券会社であり、個人投資家です。

孫の教育資金を無税にする制度といい、この制度といい、岩盤のように貯蓄に滞留しているお金を流動化させようとの狙いもあることでしょう。

貯蓄からお金が流れ出せば、日本の国債も買い手に影響が出て、キプロス、ギリシャ、スペイン、イタリアで問題となったように、いずれ日本の国債問題がクローズアップされることにもなるだろうと思います。

リーマンショックが仕掛けられたのはいつだったかをよく思い出しながら、上手に資産運用の一助にISAを利用したいものですね。

ベテラン船長は暴風雨の時は船をどこに置くか?
津波の時はどこに船を運ぶか?

ヒントとなる事象は色々あります。
上手に利用できるよう、勉強しましょう!
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by yoshi-aki2006 | 2013-04-02 01:42 | マネー | Comments(0)  

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