ヘルスケーター、舟を編む、真夏の方程式、さよなら渓谷、話題作を順番に観ていく!~春休み弾丸観賞
2014年 03月 31日
本を読みまくらなければならないため、目はしょぼしょぼ。頭はくらくらしつつ、カッカと燃えて、弾丸の15講義が終わったら試験、試験、試験、容赦なく試験です。
あー、やだ!
うーんと今のうちに、できるだけ別のことをしておきたい!
な、わけで学校に通っている間は観ることができなかった話題作を四本立て続けに鑑賞することにしました!
観たのは「ヘルスケーター」「舟を編む」「真夏の方程式」「さよなら渓谷」です。
どの作品も何らかの賞を獲得するだけあって見応え十分でした。
「ヘルスケーター」は蜷川実花さんの映像世界が美しく、特に八景島シーパラダイスの魚群を背景にした映像はいい背景を使うなあ!と感心しました。
あのシーンがあるからほかの毒々しいシーンも受け入れられるのだと思いました。
「舟を編む」はそれは緻密で上品で、なるほど、アカデミー賞をいくつも受賞するだけある、いい作品でした。松田龍平さんや宮崎あおいさん、小林薫さん、鶴見辰吾さん、加藤剛さん、八千草薫さんら役者さんの演技もそれぞれが腕のいい板前さんが作ったお料理のように素材が引き立ち、絶妙でした。
が! 個人的な好みを言わせていただくと、この作品を圧倒的に引き立たせたのはオダギリジョーさんではないかと思います。
オダギリジョーさんはいろんな作品で見ていますが、毎回、「わっ! 誰誰? この役やってる人?」とクレジットを確かめずにいられないほど素晴らしい!
監督の勉強もされているマルチプルな人なんですね。
もしも、「舟を編む」にオダギリジョーさんが出演されていなかったら、あの作品はあそこまで輝かなかったと私は思います。
それほどよかったです!
「真夏の方程式」は達者な作品で、楽しませてもらいました。福山雅治さんもある意味、驚異的な人ですよね。地がどんなだか垣間見せもしない点で彼はプロなんだと思います。薄情そうな唇を役柄によって印象的に使える役者さんですよね。
作品の設定でちょっと気になったのは「あんな理由で人を殺めるかな?」という箇所が2か所、もっと深くて怖い部分があってもいいかな、と思える部分が何か所か。
少年少女、親子ずれも観る夏休みの上映を意識してああなったのかもしれません。
でも全体的には達者な作品で満足しました。
「さよなら渓谷」は評価がむつかしい作品です。
もしもこの作品で真木よう子さんが日本アカデミー賞主演女優賞を獲得していなかったら、観る機会を逸してしまったかもしれないな、と思いました。
しかし、こうして話題作を時系列で見たことで、勉強と仕事に追われて、日々の時間からこぼれおちていたものを一つ二つとかき集めることができたような気がしました。
映画ってありがたいものですね。
また観たいな!
観れる時、観ておかないと、というのは桜も同じかもしれませんね。
by yoshi-aki2006 | 2014-03-31 21:34 | アンテナ | Comments(0)