幸せを呼ぶ力~幸転力とトリ・カラ・ラムダ(ヒンズーの教え)
2014年 10月 03日
「幸転力」とトリ・カラ・ラムダです。
幸転力は女優の吉瀬美智子さんの本のタイトルで使われた言葉です。
小学館の吉瀬美智子さんの本の紹介記事にリンクしますね
その意味は?
どんなことが起こっても、その出来事はその時点ではゼロでしかない。
それをマイナスにするかプラスにするかは自分である、という考え方を表したものなのだとか。
なるほど。
そういわれてみれば、そうですね。
何か物事が起こる。たとえそれがとっても困ったことだとしても、それをいい方向に持って行けるかそうでないかは自分次第だということですね。
要はとらえ方ひとつということですね。
なるほど。やってみよう! そう思いました。
もう一つはヒンズー教のトリ・カラ・ラムダという考え方です。
この考え方は自然(天の恵み)や周囲の人、そして自分のベストミックス、ベストな配分を探そうというもの。
互いが存続して行けるバランスを守ろう、周囲に感謝し、一番いいバランスを保てるよう互助しようという考え方。ミクロ経済学にも通じる部分があり、大変興味深いです。
身の回りに感謝し、持続的互恵関係が構築できれば、それは幸せってことじゃないかと思います。
なるほど、多くの場合、「幸せ」は過ぎてからでないとそのありがたさがわからないものです。
何故でしょうか?
幸せのまっただ中で、感謝し続けるというは難しいものです。
というのも人はつい欲におぼれるからです。
その欲によって、幸せな世界から放り出されます。
そして、後になって、あの時が幸せだったんだ、と気がつきます。
若さ、美貌、筋力、知性もそれに恵まれているときは当たり前だと思えるでしょう。
しかし、華麗なる加齢によってそうしたものは吉永小百合さんは別として、ことごとく、失われていきます。
時間=宇宙の法則=天と称される運行によって、知人、親族も逝去し、自分が想定していた以上の長命によって生きた時代そのものももやがては流れ去り、足場を失います。
トリ・カル・ラムダは奪い、奪い返す、勝つか負けるかという力によるのではなく、均衡点を探し、自然の中の人間という立場をわきまえて、生きて行こうじゃないか、それが幸せを実感できる賢明な方法だよ、という教えかもしれませんね。
ついつい、自己中心になりがちな私たちの心を導いてくれるいい教えですね。
覚えておきたいですね。
2つの言葉からは輪廻転生。明日は我が身。あざなわれる縄のごとく。災い転じて福となす。などの考え方ともどこか通じるものがあるなあと感じます。
力ずくで人に勝てば、いつかは人に力ずくで倒される。
力ではなく別軸で持続的可能な均衡点を模索する。
牛に生まれれば、牛の苦労があり、人に生まれれば、人の苦労があり、そうした苦労を享受し、互いのあり方の内側に大地の恵みをいただく仲間としての感謝と慈しみがあれば、大きな空の下に空虚でなく生きていける。そんなふうに想ってみました。
また詳しく調べたり、考えをまとめたりしていきたいと思います!
出張で長崎(上)と大分(下)に行った時の景色です。何とも言えない空の色に幸せな気持ちになれました。
by yoshi-aki2006 | 2014-10-03 00:47 | アンテナ | Comments(2)
最後の最後までわかりませんから、無理しない楽しない、納得いく生き方ができたらと思います。
ご家族に支えられてお幸せですね。