情報を疑う力~誰が得して何を隠しているのか?
2014年 10月 17日
講演では9月29日の臨時国会開催までは高い、開催後は閉幕まで安いとお話ししてきました。
調整めどについては木村佳子のブログや
木村佳子の為替見通し
に書かせていただきましたが、直近のセミナーでも掘り下げてお話しさせていただきます。
直近のセミナー情報です。
●10月18日大阪
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●11月6日 東証アカデミー
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2本のブログとコラムにも書きましたが、つい先日までアメリカの金利を上げてもいいくらい景気は回復してきている、とはやし立てていたのに、金利引き上げがあるならアメリカに資金が還流し、他国マーケットは不安定になると心配して株価は下げたのでしたよね。
ならばアメリカの景気がいまいちかもしれないくらい小売売上高が低迷していたのなら、アメリカの金利引き上げは遠のく可能性が出てきたとして、株価は反発してもいいのに、今度はアメリカの景気減速が懸念されるとして又株価が下がっているのはよく考えてみると、非常に不思議です。どうしてなのだろうか?
経済報道のアナウンスはこの矛盾に疑問を呈することなく、日々、前の日と次の日では真逆である内容でも報道していますが、よく考えれば非常におかしな話ではないでしょうか。
そして、こうした報道でうろたえ、心配し、ご飯がまずくなる人がいる一方で満足げに儲けている人もいることはよくよく考えなければなりません。
なので投資家自身が報道に何の疑問も感じないで「愚かな大衆化」されてはいけないと警戒すべきなのです。経済ニュースは「疑う気持ち」「検証する気もち」で聞くべきものですね。
経済の勉強には「おかしい・・・・・」と感じる気持ちが大切です。
そして、そこからが第一歩です。
机を並べて勉強している仲間の多くは白板や資料に掲載される数式をなからず検算しています。
そして、「そうはならない」「それはおかしい」「それはなぜなのか」と検算で感じた疑問を解決しようとします。
是非、経済ニュースを聞いたら、誰が得して誰が損する話なのか、どこがおかしいのか、考える癖をつけたいものですね。
by yoshi-aki2006 | 2014-10-17 06:50 | アンテナ | Comments(2)
また、楽しみにしていますね。
めっきり寒くなりましたので、体調管理を万全に元気で毎日を乗り切っていきたいですね!