「紙の月」に教わる「本当の月」を見る方法

連日の猛暑に外に出るのもはばかられますね。
年々、熱が体にこもりやすくなり、熱中症で死亡という感覚も「そうか! こんな感じで気がつかずに死にいたるんだなー」と思います。

とこかが痛いとか苦しいとかでなく、ふらふら―と沸点を超えてしまうのでしょう。
なんだか今の相場みたいですね。

通常国会の特別委員会では安保改正法案の審議が進んでいますが、この法案に隠された意図も株高と気温の高さに惑わされて真相を知りたい、帰結先を予想したいと思う熱意が分散されてしまっているように感じられます。

これでいいのか、と声を上げている方たちのほとんどは高齢者で、暑さの中で陽炎のようにゆらゆらされながら問題意識をまとめたビラを配っておられました。

そんな中、IR関連の理事会が開催され、理事の私も参加しました。
会が開催されるまでの時間、皆さんと死生観について雑談しました。
ある方は「人の死亡年齢が気になるようになりました。訃報の享年を見て、ああ、自分に当てはめるとあと12年だなあ、とか思います」とおっしゃいます。
その方は「じゃあ12年前って何していたかな、と記憶をたどるとつい昨日のことのように思うんですよね。意外と少ない時間だと感じます」とも。

そうですね。12年といっても半分は寝ているわけですし、お風呂、食事、洗面などに吸収される時間も含めると本気出して何かしている時間はごくごく少ないといえますね。

今更ながら、貴重な時間です。
その貴重な時間の希少性を思えばつまらないことにかかわっていられないという気持ちになりますね。
「ん?」と思う部分が少しでも感じられることは、できる限り整理したほうがいいですね。

ところで私は金子兜太さんの「他界とは懐かしい場所に帰ること」という言葉が自分の死生観に近いです。また魂の肉体ライダー感も持っているので、たまたま今の肉体に宿っているだけと思えば、次はどんな肉体に宿るのだろう? という気持ちもあります。

今の環境、肉体、時間軸が制約条件として与えられている中で懸命に努力し、工夫すればいいわけで、絶世の美女、大天才という制約条件の変化も次に待っているかもしれないと思うと、わくわく感もあります。

現世が絶対ではないと考えるとそれはそれで面白いですし、
魂が肉体を稼働させる装置の一部だとすれば頭の働きが今一つという状態も、それをフルに働かせるにはどうしたらいいかとか課題としてとらえて克服していけばいいわけで、その格闘もまた楽し、と思えてきます。

さて、最近見た映画に「紙の月」があります。
「紙の月」に教わる「本当の月」を見る方法_f0073848_2218179.png

(画像は紙の月facebookより)

内容に触れると映画を見る楽しみが半減してしまうので遠慮しますが、主人公がブランド品を買うシーンで
なるほど、「紙の月」だなあ、と実感します。
私たちはなぜ、ブランド品を買うのか?

ブランド品は私たちの脳みそのどの部分に効く設計図になっているのかを考えさせられます。
ひいて言えば、お金にも設計図があって、私たちはその設計図に沿って歩かされているんだということにも気がつきます。

株式投資もそうなのではないでしょうか。
自分の買っているモノは「株の銘柄」という商品であって、自分がすべき株式投資とは別物という乖離にいかに早く気がつけるか?

それを詰めていくと自分が買うべき銘柄が見えてくるわけですね。
というわけでぜひこの話の続きを聞きにきてください。
6月5日は広島のひろぎんウツミ屋証券さんのホールで講演させていただきます。

6月11日は銀座・時事ホールです。
詳細です

25日は東証ホールで女性のための株式投資・基礎知識のセミナーも開催されます。
お申し込み先です
「紙の月」に教わる「本当の月」を見る方法_f0073848_2024637.png

ずっと続けられる株式投資。
持続可能な株式投資のお話をさせていただきたいと思います。

 それにしても宮沢りえさん。映画「紙の月」で魂の演技をなさっていました。そして吉田大八監督の「宮沢りえさん、大島 優子さん、小林 聡美さんというキャストを実現できたことをほめてほしい」とおっしゃる言葉に秘められた精緻な作品つくりに心身がリフレッシュされました。
 池松 壮亮さんや田辺 誠一さん、石橋蓮司さん、中原ひとみさんなどどの役者さんもそれぞれの味をセンス良く出されていて、力のある作品になっています。

もう一度見に行きたい映画でした。
「紙の月」ではない「本当の月」を自分の人生に見ることでできれば、その人生は成功です。

私も「本当のツキ」のある銘柄を発掘し、「もう一度聞きたい」講演を目指し続けたいと思います!

by yoshi-aki2006 | 2015-05-28 23:11 | アンテナ | Comments(0)  

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