中国の人口政策大転換~一人っ子政策廃止~日本経済に与える影響

中国が1979年からとってきた一人っ子政策を廃止することになりました。
これまでも例外的に二人目を認める政策はとられていたそうですが、これからは夫婦に二人の子供を認めるそうです。

今のまま放置していると日本よりももっと少子高齢化のスピードが速まるといわれていただけに、危機感を抱いたものと思います。

今から五年前のデータで人口ピラミッドを見せてくれるサイトがあります。
2010年データで比較する日本と中国の人口ピラミッド
それを2015年版はこんなふうかな、と2015-2010=5年分縦軸年齢層をずらしてみました。
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それによると今、中国で人口出現率がもっとも多いのは49~44歳。
それを日本の40~45歳がインバウンドで支えるという印象でしょうか。

さて、中国が一人っ子政策をやめると、日本企業にはプラスとなるところがあるでしょうね。
ビジョン7956
花王4452
瑞光6279
などのおむつ関連株がさっそく反応していますが、妥当な反応かと思います。

日経一面に大きく掲載されたニュースに反応して投資するとたいていは高値掴みになりますので、こういうときは一ひねりした企業への投資を次回の講演などでお話したいと思います。

さて、このことで気になるのは、金利正常化を見送ったアメリカの金利政策です。
為替の記事
にも書きましたが、これでFOMCがどう出るか、興味津々です。

スプラトリー諸島での緊張はますます高まるだろうと思います。
オバマ大統領はすでに任期一年とレイムダック状態ですが、ノーベル平和賞をもらったアメリカ大統領として精一杯の対応がスプラトリー諸島への軍派遣なのです。
しかし、これは大変バランス感覚に富んだ対応で、このことも講演などでお話できたらと思います。


さて、マイルがたまったのでパパッと九州・大宰府にお礼参りに行って来ました。
菅原道真公の霊験はあらたかで、試験の神様にお願いした結果、無事に大学院卒業に必要な難しい難関試験に合格し、しかも、A評価だったので、心から感謝し、お礼に参上したというわけです。

ここでまた、ひとつ、教えられました。
菅原道真公にお参りするためには橋を渡らなければなりませんが
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橋を渡るときれいな鯉が泳いでいますので、ついつい写真を撮ったり、えさを上げたりしてしまいます。
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でも、後ろから来る中学生の一団から声が聞こえてきました。
「大宰府には3つの橋があって、振り返ったり立ち止まったりしてはいけないんだって。特に二つ目の橋では立ち止まってはいけないんだって」
えっ? 二つ目の橋って? 今、私が立っているここだよね?
後で、これを見つけました。
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つまり、一つ橋を渡ってほっとしているのはダメですよ。橋は3つあるので渡り切らなくてはね。
というわけです。
中学生は「真ん中の橋は現在なんだって。未来を向いて歩かなくてはならないんだって」
なるほど、確かに橋は3つありました。
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橋を渡って「やれやれ」と慢心せず、未来に向けて前を向いてしっかりと。

慢心・・・・。大学院を卒業して、「やれやれ」と一息ついている場合じゃないですね。
体もどっこも悪いとこなかったし、次の目標に向かってGO!
中国も未来の中国のために打った布石で一人っ子政策を廃止したのですよね。

では日本は?
そして、私は?

未来を描いてやるべきことをやらなくちゃ~。

菅原道真公にまたも導いていただいたわけですね。ありがたいことです!

11月の講演は(倉敷4日、小樽18日、27日東京)です。ここでスケジュールをご紹介しています
是非、ご来場くださいね!

by yoshi-aki2006 | 2015-10-30 10:36 | アンテナ | Comments(0)  

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