ラーメン屋の麺が多すぎて食べきれない
2016年 04月 02日
それが、こちら

六厘舎さん
行くとすでに行列ができていて、外国人の姿も。
並んでいる時、行列の前後の人に「何がおいしいのですか?」と聞いてみました。するとつけ麺がおすすめだとか。後ろの中年男性が「小盛り」のほうを進めてくれたのですが、味玉のついたもの(後でこれは並み盛りと知ります)を選んで、意外と早く座れたカウンターで出てきた盛り麺をみて愕然。
「この量を食べ終わることができるだろうか?」という盛りの良さです。
日々、マイペースを心掛けている私はげんこつ一つ分の分量を食事の目安にしているのですが、このお店の並盛はげんこつ2つ半、いや3つくらいはあるように感じられました。
麺つゆのショッぱさはきつくなく、出汁の塩加減は好ましい領域。
自分で作るラーメン汁はもう少し醤油系なので、醤油系が好きな人には好き嫌いがあるかもしれません。
しかし、この麺の多さはなんとしたものでしょう?
カウンターで先につけ麺を豪快にすすっている女性を「すごいなー」と感心してチラ見する私。その女性のどーんとした存在感ある体躯をみて、豪快な啜りを支える渡邊直美的構造に納得します。ラーメン屋さんで見かける人の体躯は確かにド迫力であることが多いなーと感慨にふけったりも。
そんなこんなで気を紛らわせながら、麺をすすりつつ、胃袋に収めた麺の量がげんこつ一つを超えたあたりから、次第に食べるのが苦痛になってきました。そして、だんだん追い詰められ、どうしよう????と途方に暮れはじめます。
持前の「食べ物を残すのは罪悪」という考えにコンプリートしようとする習性と「これを食べ終えることはできない」と悲鳴を上げる胃から出るサイレン全開状態のはざまで「どうやってサバイバルするか」と出口戦略を考えます。
食べ物を残すと食べ物に申し訳ない、作ってくれた店の人にも申し訳ない。麺ができるまでの様々な命、資源に申し訳ない。自分のお金にも体にももったいなくない方法でこの場を切り抜けたい。どうすればいい???
すると、いい考えがひらめいたのです!!
そうだ、私はトートバックの中にエコ・バックとしてきれいなレジ袋を持っていたんだわと思い出したのです。
ともかく、ここはあとげんこつ1つ半分残っている極太麺をダッとレジ袋に詰め、ささっと帰らなくてはなりません。しかも私の周囲の人、特に店の人に「あらー、麺をあらー」と言われないようにさらっと。
できるかなー????
やってみる!
サバイバル大作戦、実行!
できた! やった! ごちそうさまーとカウンターを離れ、事務所に帰る途中、レジ袋内の麺の大きさと自分のげんこつを比べてみると、やっぱりげんこつよりかなり大きかったので、
「これを完食していたら午後は使い物にならなくなっていたなー」と胸をなでおろしました。
この麺は後で自分で作ったラーメン汁で食べてもいいし、ま、お鳥さんにあげてもいいし、と事務所に帰ると、やっぱり、来ました。強烈な睡魔が。
おなか一杯に食べるとやっぱり駄目です。
胃に体のすべてのエネルギーが向かってしまい、原稿を書いたり、本を読んだりの知的作業において、まったく使い物になりません。脳活動は集約事業なのですね~。
睡魔と闘い、腹をさすりながら、思いはラーメン周りをぐるぐる回っていきます。
そうそう、ラーメンでいろいろ思い出しました。
昔からラーメン屋さんに入って
・汁の塩加減
・麺の量
・汁の量
が悩ましい三大要素でした。
以前、入ったラーメン屋さんで洗面器ほどの大鉢に「いつ食べ終えれるんだーーーー」と泣きそうになってしまったこと、とか、
仕事仲間たちが絶賛する麵屋武蔵さんの汁は私には塩が強すぎ、
六厘舎さんの並盛は麺の量が多すぎた(小盛りにすればよかったです)ことなど・・・。
汁が飛んで服が汚れるとか、髪の毛、服ににおいが付くとか、口臭とかもあり、食後の時間の質が変化することが悩ましかったのです。
それは行列してまで食べるラーメンの価値と比べてどうなのか?
そうだ、ラーメン屋さんに長らく行かなくなったのは、いつのころからか「外ラーメン」にプレミアム感を感じなくなったからだと思い出しつつ、
「いや、待てよ、自分の胃袋が縮んだんだ」とも思います。
ラーメンはがっつり食べれる若者食なのかも。
そういえば外食でラーメンをおいしく食べられたのは20歳代でした。
新宿のラーメン屋さんの驚異のチャーシューテンコ盛りだって食べてたじゃないかと。
おお!
そういうことか。身の程を知った次第・・・・(^^)
ちなみに自分で作る内ラーメンのレシピは以下の通り
麺・・・市販の生縮れ麺(細)の半分
汁・・・昆布、出汁じゃこ、顎出汁、カツオ節、ミックス魚粉、香川県産うどん出汁、生醤油、野菜コンソメ、鶏がらスープ、キノコ数種類、魚介、野菜数種類、塩少々、黒+白胡椒などを長めに煮込んだスープ
トッピング・・・細斜め切りネギ(水にさらし、スープに絡め、少々、火を通したネギ+火を通さない直前盛りのネギ)、海苔、ゴマ(白ごま)
豚骨風にしたい時にはここにコンソメと粉ミルクを入れます。
by yoshi-aki2006 | 2016-04-02 23:13 | 医食同源 | Comments(0)