株価・為替のリスクファクターとしての金 正恩さんの今年の運気は?

位置的には近いのになぜか遠い国、北朝鮮。
今まではオバマ大統領の戦略的忍耐作戦で北朝鮮、それを支援する中国に対して、アメリカ側の強いアクションはありませんでした。

1994年、オバマ氏と同じ民主党ながら、戦う男だったビル・クリントン大統領は北朝鮮制裁に動きます。
しかし、当時、「韓国に甚大な被害が及ぶ」と懸念する韓国大統領の強い説得でクリントン大統領はカーター氏を電撃派遣していったん事態は収集します。

その当時のことを端的に知るには長野智子キャスターのブログが参考なります。
長野智子さんのブログ

さて、中国・習近平氏の外交努力もむなしく、4月29日にも弾道ミサイルを発射した北朝鮮。
今のところ静観をするロシア。以下はプーチン大統領について書かれたnews weekの記事です。
ロシアのプーチン大統領は外野を決め込む


一方、安倍総理は?

森友問題で追及されるのを回避すべく、外務省に命じて組んだ外交日程でしたが、北欧4か国歴訪を取りやめ、30日までロシア、イギリス訪問に切り替えているものの、外遊中のため、副総理・麻生氏、菅官房長官、稲田防衛大臣が国家安全保障緊急会議を開催。

菅官房長官はアメリカ側の動向については一切、こたえられない、とするものの、近々、事態のフェーズが変わるような事柄が起こる可能性は十分あり得ます。

私の独自予測では
例えば、直近であれば5月2日。
その後であれば、5月9日韓国大統領選挙前後。特に8日、12日は金正恩氏には過酷な日になる可能性が高いでしょう。

今年の金正恩氏はともかく押さえつけられます。
中国にしろ、
アメリカにしろ、状況が変わっており、
トランプ氏が大統領になったことで
金氏がオバマ時代にできたことはできなくなっているのです。それを早く理解しなければ事態は悪化の一方です。

金正恩氏が今年を世界各国からコンセンサスを得られるような行動規範を示し、何とか乗り切れれば、と思いますが、
今年は金氏にとって非常に厳しい年になるでしょう。

特に5月全般、9月は金氏側が強く用心しなければならないと思います。
よって、5月にもアメリカからの制裁を受ける可能性は大。
9月に事態はさらに深刻になると思います。

株式市場にも影響することなので、緩急つけてリスク管理をしたいものです。

ちなみに6月に北方領土への墓参が実行されるようです。そのことから類推すると、安倍総理が5月下旬から6月にかけて、都議選と同日投票となるようなシナリオで衆議院解散を考えている可能性は高いと思います。

その前に北朝鮮の行動が日本の国民感情を逆なでするようなこと(たとえば邦人拘束、国内テロ、砲撃など)が起こる可能性は十分あります。

願わくば、日本、韓国、中国、そして北朝鮮の生活者が日々、平和に暮らせますように。






by yoshi-aki2006 | 2017-04-29 10:36 | アンテナ | Comments(0)  

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