チャイナ7決定~今後の中国とアメリカ、日本
2017年 10月 25日
習近平氏の体制が固められました。
注目の王岐山氏は閣外に。
王岐山氏は腐敗撲滅の先頭に立ってきた習氏のブレーンで今回も何らかの形で残るとみられていたのですが、
王岐山氏には表ざたにはならないものの、残れない理由があったといわれます。
以下はジャーナリスト氏としてご活躍の先輩から伺ったお話です。
隠れた主役は3年前に逃亡して米ニューヨークに住み、ユーチューブで定期的に中国高官の腐敗情報を流している郭文貴氏(50)
彼は江沢民の懐刀の曽慶紅直系の不動産王で習政権にも深く食いこんでいた。
郭氏は「2期目に政治改革に取り組まなければ、ターゲットは習に絞る」と予告。
これまでは内部告発の対象は習の盟友で、腐敗摘発の先頭に立つ政治局常務委員王岐山に絞り本気度を見せていた。
「妻や留学させた子どもたちに米国の市民権を取らせ、いつでも米国に逃げ込める準備が整っている」と指摘。
妻が25億円を投資して米国で購入した不動産14件の住所と価格一覧表をネットで公開もした。
汚職摘発トップが汚職がらみだったことで習氏には不都合な真実となった。
告発後、王氏は6月から3カ月間、姿を消している。
収賄で逮捕、あるいは自殺した政敵一族からの復讐を恐れていたからといわれる。
中国政府は4月、郭氏を不正蓄財など19の重大犯罪容疑で国際刑事警察機構を通じて手配。
複数の中国企業と個人が郭氏を相手どって米国で訴訟を起こした。
郭氏は「今後数年間にわたる法的な費用170億円を確保している」とし、「習の対応によっては、他の中国共産党幹部が受け取った収賄の金額と海外不動産リストを公表する」と予告している。
郭氏は9月、米政府に亡命を申請。
その間も動画で暴露を継続。
ワシントンタイムズ紙にも手記「中国は巨大なマフィア国家」を寄稿した。
4日にハドソン研究所で講演する予定だったが講演は中止となった。
トランプ米大統領は11月に中国を訪問。それまでにCIAは郭氏から中国共産党幹部の詳しい汚職実態を聴取。
2期目続投が決まった習氏は強気な姿勢で米中首脳会談に臨む一方、裏ではアメリカと手打ちがあるとみられる。
引用はここまでです。
ちなみに告発動画はネットで観ることが可能です。
内部告発をする動画がたくさん公開されています。
ちなみに私には中国語がわからず、さっぱり中身は理解できませんでした。
さて、中国はこれから軍事大国にもなり、世界一の経済国家になることも目指しています。
当然、アメリカはそれを阻むことでしょう。
が、習氏の出身大学・精華大学にはブラックストーンのシュワルツマン氏が委員を務める委員会があり、トランプ人脈も多数参加しています。研究開発面でも経済でもアメリカと中国の連携は続きます。
ところで、シュワルツマン氏は解散前の安倍首相と朝食を共にしたといわれます。
いろいろな面から推測すると、日本の株式市場の今後は中国資本に飲み込まれないような流れになるのではないかと思います。
また、大人気の小泉進次郎氏はアメリカで知る人ぞ知るある研究所で研究員をしてきた点で、アメリカの考える経済政策に通じている面があるといえます。
日本は強大な中国と需要喚起型産業の多いトランプ氏の率いるアメリカとの間でスルーされずに上手に生き延びていきたいですね。
いわば、「おんな城主直虎」の井伊のような立ち位置ではないでしょうか。
いろいろ考えさせられる日米中関係ですね。
詳しくは講演で。
●11月3日
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by yoshi-aki2006 | 2017-10-25 22:04 | アンテナ | Comments(0)