日本人の変質~人口動態、明治維新以降の欧米フレーム5代目、グローバル化、ネット環境

ヤフーニュースで4°Cの業績不振ニュースを見ました。出典は東洋経済オンラインです。
4℃はデパートなどで見かけるブライダルジュエリーやプレゼント用、自分買いアクセサリーでずっと好調だったアクセサリー製造販売企業。

以前の経営形態の時は取材にもうかがい、パーティなどにもお声がけいただいていた会社さんでその後の展開を時々、注目していました。
さて、その同社。「勝ち組」として好調だった売り上げでしたが、この度、下方修正をしました。

①ネット決め買いが増加し、リアル店舗での接客が効果を発揮できない
②中間所得層の減少で超廉価品やコスパニーズと高級品ニーズに二極化している流れが商品構成の読みのむつかしさになっている

などが主な原因とされています。

さて、こうした好調組の変化の兆しですが、


人口動態上の細分化された消費者の現場と

供給側の主力役員世代の社会感覚のギャップという点に私は注目しています。

お財布を開く人が大変化している中で、役員ら世代はおそらく、大学生だったにせよ社会人だったにせよバブル期体験者ではないでしょうか?

バブル体験組の時の社会構造と今はグローバル度も進展し、明治維新以来、5世代は欧米化が進行し、その途中で第二次世界大戦後の日本をそれこそ決め打ちした「戦後日本仕様」の不思議な考え方の普及浸透から

「基礎的な土台」にその変化を察知するアンテナや対処力に課題があるように思えてなりません。バブル期世代の経営判断が今の時代の流れに次第に諸要素から無力化しつつあるように感じます。

素晴らしい製品力は提供できても根本的なキーが一つ、違ったドアにむかっている。

バブル期役員の経営判断が今の読み解きがむつかしい時代には合わない、といえるのかもしれません。

かくいう私もバブル体験組です。
昨今の様々なニュースに「信じられない。もはやそこまでのことをすると、違う人類だろうが」と思うことがしばしばです。
何か、体制=社会性=そんなことはできない、したらおかしいでしょうというクサビにかじろうてひっかかっている世代というのかな。世代論でくくるだけでは語りつくせませんけれど。「流れ」に大切なものは持っていかせないぞ、と思ってキッとしていると・・・・。

駅には端末画面だけ見て、人とぶつかろうと何しようとかまわないかのような歩き方をしている端末を持った類人もどきが多数いるし、
電車がホームに入り、ドアが開いて、乗り込む人が足を踏み入れるタイミングで魂を抜かれたような無表情な顔で耳イヤホンの類人もどきがふーと降りてくる、みたいな現象にやるせない気持ちになるのです。

人の迷惑なんか考えてないし、社会性の喪失をなんとも思っていない類人もどきの比率が増えています。
しかも、いい歳したオジン、おばん、も平気だからな。
ユニクロのおかげでどんなオジン、おばんも恰好だけは若者風になってしまえる。若い恰好をしたからって許されることが増えるってもんでもないだろうが、と自分もおばんなことを棚に上げて、しげしげ見てしまう。「しっかり大人の役目を果たしてよ、お手本になってよ」と。

見られたオジン、おばんも迷惑なことでしょうが、オジン、おばんの社会性の低下も相当なものでこれでは若い世代から尊敬はされないだろうという大人の「なさけなや」比率も高い。

そんな世の中にどう「買えばいいことありますよ」というイリュージョンなりリアルなりを売り込むかというのはものすごくむつかしいです。

詐欺と営業のすれすれを行く不届きものも増えています。
自己事情が社会性喪失を優先してしまう極端な例が「はれのひ」経営者でしょう。

まーまー。

というわけで、自分の信じた道をまっすぐに。

ところで大河ドラマ「西郷どん」も徳川バブル体験家老判断と崩されゆく江戸体制のながれの中で、日本人の変質もろもろ現象に悩んだひとりだったのかしらん。
命までかけて悩んだ人とこちとらは比較しようもないんですけど、はい、すみません。




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by yoshi-aki2006 | 2018-01-13 09:31 | アンテナ | Comments(0)  

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