気の利かない人には理由がある~相手の人を思いやれる人と思いやれない人は思考回路が全く違う

気の利かない人っていますよね。
私も自分の20歳代の前半などを思い出してみると、全く気の利かない人間だったと思います(;'∀')

今もそんなに気が利くほうではないけれど、数々の修羅場をくぐり、ちょっとはマシになったかと思います。

義理の母のお友達にお目にかかるときにはちゃんと人数分の晩のおかずになりそうな、しかも軽く、日持ちのするものをお土産として用意して持っていくとか。

たいてい、女性は家に帰ったら、服をぱぱっと脱いで、シャワーし、「あーあ」とため息をつきながら、お茶でも飲んで「よっこらしょ」とか言いながら、配偶者の食事の支度をすることになります。

外出するときにしたくを済ましてから出てくる方もいますが、それでも、配偶者は外から帰った妻にお土産があるかも、とほのかに期待しているものです。
期待していなくても、「ほら、こんなのもらったわよ、食べる?」と聞かれると「どれどれ」ということになります。

すると妻はその夫に向かって「今日はね」と話しを始めるものなのです。

その「間」に合うものをお土産に渡せば、「あそこのお嫁さんは気が利くわよね」とか「お姑さんとの教育が行き届いているわ」ということになり、義理の母の株が上がり、八方丸く収まるものです。

年上の女友達と会うときは濡れテッシュ、テッシュ、そして仕事でお世話になっているような場合なら、何か適度な価格の健康食品(青汁粉末とか塩こうじとか甘酒とか)のお土産を持っていく。

テッシュの出番は結構ありますよ。ちょっと鼻の下の汗を押さえたいとか、鼻水が来たみたいな時に、「これ使ってください」とさっと出せばとっても喜ばれます。忙しい人はテッシュとかバックに入れ忘れたりしているから、手持ちがなく、「あー、鼻の下を押さえたい」とかで、ひそかに困っていることがありますよ。

お客さんをどこかでお迎えするときは、駅から現地までの客人の動線を自分でたどって、
ついたら客人がまず何をしたいかを想像し、次の展開(例えば会議、登壇、会食)に備えた準備をします。

会議なら、「手洗い、会議室の場所、先に来ている客人の名前、会議資料のポイント、会議が始まる前にだれだれが挨拶に来る、とか世話がかりの担当者氏名、客人の座る場所、左右の人の会社名や役職や名前、電源のありか、コーヒー、水などの準備など段取りにかかわること、終了時間」などの案内を相手の様子を見ながら、相手を疲れさせたり慌てさせたりしないように案内していきます。

発言機会がある方なら、ミントを差し入れたりもします。

すべては客人のその日、その時間が気持ちいいものになるためのサポートです。

が、気が利かない場合は、客人がふうふう言いながら来たのに、いきなり、わーわとこちらの都合で説明したり、引っ張りまわしたりということになりがちです。

会議、登壇が控えている場合、できるだけ会場から近く、会場の様子のわかる場所で一人になる時間を作って上げなければならない。

でも気が利かない場合は、遠い控室に案内したり、名刺交換をひっきりなしにしたり、というような相手を疲れさせる行動をとりがちです。

長年、客人を迎えたり、客人になったりの立場を経験して思うことは、気が利く人と利かない人の頭の回路、使い方は全く違うなあ、という点です。

ちなみに気が利かない人は全部、自分発の考え方です。
何時までにこうしてああして、
こうしないと不都合が出て上から責められるのは自分だし、
そんなことをしたら叱られるからダメ出ししないと。という具合です。

叱られる、評価が下がる、クレームが来る、という点にとても敏感とも言えます。

だから相手を見ないで現場管理が優先。

メールや電話、段取りも相手ありきではなく、自分の現場管理感でやってしまう。
そういう人は勉強ができて、厳しい家で育った人かもしれませんね。

部下に持つなら、こういう現場管理する人は安心かもしれませんが。

適所適材。異脳と上手に対応したいものです。


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by yoshi-aki2006 | 2018-05-20 14:36 | Comments(0)  

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