あてにできない人、あてにしてはいけない人
2018年 07月 27日
日々、決まったローテーションの中で自分の講演の充実だけに特化していくことに集中できていた環境に
幹事役を仰せつかったり、なんやらで、
今まで付き合いのなかった人との交流が増え、
いや、実にいろいろな人が世の中にはいて、
考え方、
その人の出来具合は多種多様だなと感じさせられ、
そして、そのことででは自分はどうなんだろうということにも気がつくチャンスを与えられ、
とっても勉強になりました。
さて、本日のトピックは
「この人の話をまともに聞くとろくなことがないな」ということをいまさらながら学んだので
備忘録としてブログにしておこうと思いました。
話の結論は
「すべて自分が悪いのだ」
という落ちなんですが、
人間、生ものなのでついつい忘れる。油断する。
が、あてにできない人はやっぱりあてにしてはいけないのですよね。後始末が大変です。
例えば、結婚式やら何やらの出欠で比較的早い段階で
「ぜひ、伺います」
と返事をくれていた人が
「やっぱ、やめとこーかーなー」と言い始めるような時、
「ああ、この人、まともに相手にしてはいけなかったんだ」とその時に「ああ、そうだった」と気がつくわけですね。
そういう人は
ノリがいい
明るい
から好きなタイプの人ではあるんですが、
ノリがいいからすぐ気が変わってしまい、
明るいから、そんなことで落ち込まないで=つまり、鈍感さんというか、自分を守る術にたけているので
平気なんですよね。
最近、「それ、自分にまかして」といわれて任せると早々に「こういうことができそうだ」と返事が来たので、
「あー、すごい助かった」と安心していたら、
「やっぱり××の理由でダメになりそうだ」と直前になって変更されてしまいました。
その人はまったく悪気かなく、あえて言えばノリがいいから、人からいい返事をもらえた=実は処世術で適当にあしらわれただけだったのに=うれしくなっちゃって、「大丈夫」と早々と連絡してきてくれたというわけなんですね。だから、その人を責めちゃいけないんだけど、
考えてみると、その人はいっつも言っていることがふわふわしていた、といまさらながら思い出すんですね。
こういうふわふわさんのいうことをついうっかりとあてにするととんでもない苦労や後始末を自分でしなくてはならないので、
「ああ、失敗したなー」と転んでから、自分の甘さを反省します。
人生にはこうしたふわふわさんとの遭遇で段取りが狂うことが、ままあります。
「人なんか当てにしないんだよ、僕は自分しかあてにしない」と大学院で授業をとったH教授は口癖のようにおっしゃっていたけど、先生も苦労したんだな、きっと。
ただ、この先生の偉いところは自分頼みがしっかり軸として確立されているから周りのふわふわさんを上手に自分の資源に取り込んでおられました。先生の取り巻きにしちゃって、団体を立ち上げられましたからね。
ふわふわさんの活かし方。これも処世術ですね。
私は人を軽く扱おうとする人と遭遇したとき、その人の在り方がとてもよく見通せるので=実はその本人が軽い人=、人を軽くあしらいたくない、と思うから、
ふわふわさんもしっかりさんも区別なく、接するようにしています。
が、ふわふわした人を当てにしてはいけないんですよ。絶対に。
そういう人は羽根だから。
そういう人は神様が遣わしたある意味、天使さんみたいなもんだから、いてもいなくてもいいように接しなければならない。
要は自分しか頼れる人はいない。
そして、その自分も、いつか体が朽ちて、魂もどこかに飛んでいく。
はかないものなんですよ。
だからこそ、応えてくれる人は奇跡なんですね。有難う、なんですよね。
有難いことを成し遂げてくれている人なんですよね。
さて、人にしたことは自分に返ってくるということも私は真実だと思っています。
ある会合が開催されたとき、ちょうど、大雨で私は行きたくなくなったんでした。
もともと、スケジュールが厳しくて、あんまり気乗りのしない会合だったのですが、
さそってくれる人が熱心で
「行こうよ、行こうよ」とさんざん言ってくれた。
私はそれも「えー、忙しいのに勘弁してよ。無理っぽいでーす」というニュアンスで、
「泊りはむつかしいです、行けるとしたら日帰りかな」と返事。
ふつう、私の周りのビジネスマンは「あ、お忙しいんですよね、じゃ、また、今度お誘いします」と引き下がってくれるものなのですが、その時の相手は、テキストをまともに受け取って、
日帰り日程を組んでしまったんです。
当日の朝、「雨だし、ちょっと・・・・」とさらにやんわり断ったつもりでした。
が、それも伝わらなかったんですね。
何時に来ますか?
と矢の催促を受けてしまいました。
私がその人にとって「あてにできない人」になってしまったんです。
とうとう、「今日は行けません」と告げて、その日は
行かなくて済みましたが、
その時、その誘ってくれた人とおなじことを幹事会で遭遇した次第です。
不思議なことにちゃんとやっていれば、どこからか運が運ばれてきていい展開に物事が進んでいきます。
あてにならない人にならない。
あてにしてはいけない人を当てにしない。
ところで、人はふとした拍子に本質をさらけ出してしまうものです。
いろいろな場面で
なるほど、この人は負けん気の強い人だな、
とか、
自分よりすごい人を見た時、こうなる人なんだなーとか
ちらっと日ごろは出さない部分がわかったりする。
私もそうやって人に見られているわけだから、
自分を磨き続けるしかないですね。
ふわふわさんに幻惑されたときは
「人を当てにしちゃいけないんだよ」ということを教えに来た天使だと思って正気に返ろうと思います

ちなみに自律的な人の集団は強いですよね。
有望投資先である会社探しの視点にも加えたいですね。

by yoshi-aki2006 | 2018-07-27 09:09 | 人間考察 | Comments(0)