バカと戦うな、バカと関わるな とほほ体験を積んで初めてわかること
2018年 12月 15日
夜にその関連の追加作業を済ませ、さて、翌日。
「作業が終わりました。書類Aを送ってください」という内容のメールが届いていました。
えっ。届いているといっていたのに?
びっくりして「おととい、×さんから届いています、という返事をいただいており、それがないということは紛失という認識でよいですか? 至急、確認し、返信お願いします」とメールしました。
無くされているのなら、また、書類を作り直さなければならず、大変大変!
書類はあるのか、ないのか?
まずは問い合わせて、返事を待ってみようと別作業をしながら待ち続けたところ、何の返信もないわけです。
仕方がない、こうなりゃ、電話をかけてみることに。
すると・・・・。
「今、まさにメールをお返ししようとしていたところでした」という。
は?
カチーンと来てしまいました。
「今、何時ですか? 昼過ぎですよ。メールはいつご覧になりました?」
と聞くと、朝一番に見ている、というのです。
何故、そんなに時間がかかったか、相手の話によると、
「どうしてそういう行き違いがあったかを全部、時系列で書いて、上司の承認を得て、今から返信しようとしていたところ」というのです。
ああ、情けないかな、人としての心の持ちよう。
急ぎのメールだと認識すれば、「ご対応させていただきます。少々お時間ください」と一本、メールしておけばすむだろうに。
上司の承認がなければメール一本打てないのか?
内容をちゃんと上司に見せないといけない規約であれば、それはそれとして、
「メール拝読いたしました。調査にお時間をいただきますが、よろしくお願いいたします」と返信するくらいはできるだろうよ。
急ぎ確認してくれ、という相手のニーズに「承知いたしました。弊社のシステム上、少々お時間を頂戴いたしますが、よろしくお願いいたします」くらいは返信すべきだろうよ。
上司の承認、承認と自己保身ばかりの説明にこちとら、ついに怒髪天を突き、激昂。
「会話録音を上司に聞かせて、どうしてこんな話になってしまっているか、二人でよく考えなさい!!」
とブチ切れました。
すると上司という人から「申し訳ございません」と電話がかかってきたのですが、
「私が返信を止めて、ご説明をきちんと書いたメールの作成を命じましたが、すぐ、ご返信した方がよかったですか」
というではないですか。
ああ、脱力~、脱力脱力・・・。
状況を事細かに説明しなくてもいいから、「ご対応させていただきます。お時間ください」の一報をすぐ入れるべきだろう、
と説明すると、「わかりましたあ~」とやたら明るい農村の朝みたいなお返事です。
とほほほほほほほほほ、脱力ううううう。
話にならん。
この団体は大勢の一人親方的な仕事をしている人たちを相手に事務作業しているのですが、一人親方の忙しい状況を全く理解していない。
零細会社経営者であることが多い先生業の私たちはそれこそ、秒速で仕事している。
どんどん千手観音的に物事を進めていかないと回っていかない。
その集まりの団体がえっちらおっちら役所仕事じゃあるまいし、ご説明文書を三時間も四時間もかけて作って、このくそ忙しい年末に講師業や社長業の人たちに「ご対応」している。
話にならん!
怒髪天を突く勢いで怒ってしまったけれど、バカバカしくなり、もう、かかわらないのが一番だと思いました。
三時間も四時間もかけて説明してもらわなくても、
大切な書類はちゃんとあるのに、
自動返信メールで「書類を送れ」というメールが発信されてしまいました、と電話なり、メールなりで相手に連絡すれば済む話。書類をなくされているのか、どうかがこちらは一番知りたかったことなんだから。
「あります!」
「無くしました」
「探します!」
いったいどういう状況か説明してほしいだけなのに。わかってないよ、この人たちは。
それでこちらが不審に思って問い合わせたメールに対し、
時系列でご丁寧にいきさつを書いて、要するに自分たちは悪くない、システムがそうなってしまっている、という保身に終始した内容のメールを送って、「ご理解いただきたい」としたかったんだろう。
ご理解してあげるともさ、はい、あなたたちは悪くない、システムが悪いんだよねと。
なんちゅう情けない職場、システム、仕事の心構えなんだろう?
残念すぎる。
こういうことでは、どうしようもないわ、もはや、これまで。
わからせることを放棄して別のことにエネルギーを配分したほうが自分のシアワセだわ、と思いました。
人がそういう思いで接していることもある、ということを自分も含め、注意深く見まわしてみるべきですね。
成長する機会はかようにいっぱいあるんだから。
ちなみに私も一つ、学びました。
怒るということは相手に成長してもらいたいから差し上げる花束であって、
にこやかに対応している時には「退散、シャットアウト、あきれ、あきらめ、絶望」も時にはあるよ、ということを。
バカと戦うな、バカと関わるなと相手が思うとき、きっと満面の笑顔であることが多いんだろうと。
by yoshi-aki2006 | 2018-12-15 15:43 | シンキング | Comments(2)