貧困老人まっしぐら?! 30、40代「貯金ゼロ」24%の今後

毎日新聞の記事によると30歳代、40歳代の貯蓄ゼロ比率は全体の4分の1に相当する≒23~24%だそうです。

「えっ?! ぴっくり、貯蓄ゼロ?」と驚くのは早計かも。いろいろな背景があると思います。

●いい会社に就職しており、手厚い手当体系があり、安心して手持ち金を使えるケース
●親が金持ちで別に今の収入からあくせく貯蓄しなくても大丈夫だと思えるケース

自身の会社か親、場合によっては配偶者の会社、親に恵まれ、あくせく貯蓄に励まなくてもよいのなら、それはそれで日本経済にとってよい面もあり、問題視しなくてもよかろうかと思います。

少々、考えなければならないケースは

●収入が限られカツカツで暮らしており、貯蓄などとてもできない
●キャッシュレスで自身の金銭感覚が崩壊。ほしいものを欲しいだけ買ってしまい、赤字家計でボーナスやクレジット自転車操業で埋めるしかない。

これで親や子供、兄弟もカネなし、病気がち、事故るなどが重なると大変な困窮生活に。

それはそれで人生の試練と突き放してばかりもいられないのは
そういう人たちが生活保護となるとその費用は社会の費用負担となり、税金を納めている側としては負担感、不公平感、ひいては国への不満になり、政権与党にはリスクになります。

生活に行き詰まった人が事件を起こすと社会不安を醸成し、国の質が低下し、自分もそんな国内で生活をしなければならないとなると自身の安全保障の面にも不都合だし、家族にもよい社会を提供できないということになります。

なので野放図にだらだらとほしいものを欲しいだけ買って、カネなし貯蓄なし、仕事もオリンピック、大阪万博までは何とかなってもその後、景気が安定している保証はナシで、気が付いたら老齢になり、
はてさて、年金がもらえたとしても物価がどうなっているかわからず・・・・、

という状態で貧困老人化する。
それはある意味、資本主義の矛盾の中の迷える羊の末路といえるわけですが、その率は貯蓄ゼロな人の何割くらいなるんでしょうか。

ヤマ勘、ドタ勘、ざっくり勘でいえば、
貯蓄ゼロの30、40歳代の人が全体の23~24%としてそのうち、親、会社、配偶者、子供、友人運がよく、何とかなる人が6
~7割とすると、
そうした運に恵まれない不運な人は貯蓄ゼロ人の3割くらいではないか?
すなわち100人中23人の貯蓄ゼロ人、さらにその23人の6人くらいが貧困老人化する可能性が高いと思います。

そんな貧困老人リスクの中でかろうじてサバイバルできる人は
筋肉力がある人、病気知らずな人。
であれば働ける!
頭がいいという人も何とかなる。

しかし、体がフニャフニャで、頭もいまいち、で、しかもお人よし(→すなわち騙されやすい)なら、真剣に対策したほうがいいですね。

資格を取るだとか、今からでも健康に留意するとか。

電車の中で時々、「若いのに老人のような体つき」のゲーム熱中さんの姿を見ますが、
大丈夫か?

というわけで、いろいろ考えさせられた記事でした~。

さて、3月27日は西新宿ごきげん出版でセミナーがあります。
くわしくはこちらでご覧くださいね
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資産を守り増やす能力は強力なサバイバル術です!




by yoshi-aki2006 | 2019-03-07 11:06 | マネー | Comments(0)

 

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