オレオレ詐欺の正体~だまされないための心構え

相変わらずオレオレ詐欺(振り込め詐欺、特殊詐欺)が横行しているようです。
警視庁がまとめたところによると、平成31年2月の発生件数は1282件。この月の被害額23.9億円だそうです。
件数、金額ともに減少しているとはいえ、今だにだまされる人がいることにびっくりです。

しかし、若い時は騙されなくても、高齢化によって認知力が衰え、判断力も鈍ってくるため、「他人事」と軽く流さず、家族などにしっかり言い聞かせておかなくてはなりませんね。

理性的な判断力の源、前頭葉は年とともに後退してくるらしいので、「うちの親は大丈夫」と油断しないに越したことはありません。

この詐欺の発生が社会的に大問題になった当初、私がまず、驚いたのは「何で息子、孫のお困りごとに多額のお金を出してしまうのか?」ということでした。

「会社の金を使い込んだ。何とかしないと大変だ」と息子や孫が泣きついてきたら、
「上司に正直に告白しなさい」とか、
「会社の内部通報部署に自首しなさい」とか、
「まず、弁護士のところに行きなさい」とか、

助言はすれども金は出さないのが筋ではないでしょうか。

なぜ、それを金で解決しようとするのか、私にはまったく理解できないです。

「警察に自首しなさい」
ともいえばいいと思うんですよね。会社の金を使い込むような不届きものはその時点で縁切り!
そう毅然と突き放せばいいと思うんですが。

「妊娠させてしまった」というなら「できた子供に罪はない。責任を取って結婚しなさい」と助言することもできますし、妊娠した女性や親元にまず、自分たちが話すればいいと思います。オレオレ詐欺師に舞台装置を作らさないために、女性の住民票を送ってもらうとか、親元に行くときにはしっかりした人らの同行を求めるとか。

犯人らは「まず、どんな理由であれ、金を巻き上げよう」として、
装置として
●身内でしかも目下の不祥事
を使います。

そして、「今お金を出してくれないと大変なことになる」
と恐怖をあおります。

この恐怖が曲者なのです。
相場でも恐怖が使われ、普段はしないとんでもないことを投資家がするから、損をする。相場では日常茶飯事なことなので、
恐怖の正体を見極めることが大切です。

別に息子や孫が不祥事を起こして捕まってもいいじゃない。
自己責任で自業自得なんだから。

お金を出してくれるやさしい親やお爺さん、お婆さんじゃなくてもいいじゃない。
やさしい人、いい人と思われたい心理に付け込まれるのだから、息子や孫に嫌われても、まともな親、お爺さん、お婆さんである道を選べばいい。

そんな会社の金を落とすようなバカな息子に育てた覚えはない。
それにそもそも、親や爺さん、婆さんに泣きつく前に警察に行くべきですよね。
「なんならこっちで警察に電話してやろうか?」と言ってみる。
もしくは、自分で一生働いて弁償しなさい、と突き放す。

金なんてビタ一文出してやることはないです。

嫌われる勇気がないから、付け込まれるのだと思います。

ところで、嫌われる勇気は「客の為ではないセールス」を断るときにも必要です。
携帯電話の用事があって×××ショップに行くと必ず、「お客様情報をこの用紙にお書きください」とアンケート用紙のようなものを渡され、長々待たされます。
携帯ケース一つ。目の前にある商品をさっと買って帰りたい時も毎回アンケートです。

アンケートに回答すると、その内容を見て、「この商品、このサービスを提案してセールスを伸ばそう」と「自分の成績まず優先君」がオレオレ詐欺の人よろしく、
「お客様の現在ご利用のサービスより、これをこうなさるとぐっとお得になりますよ。今の通信料金はこれだけ無駄が省けます」と「料金を多く払っているかもしれない恐怖」を煽られて、客は相手のペースに引っ張り込まれていきます。

毎回、ちょっとした用事で行くたびに延々待たされた挙句、煩わされて、セールス君は成績稼ぎをし、結果、「なんでこんな展開に巻き込まれていくんだ」と腹立たしくなり、

そうか、これはオレオレ詐欺と構造が同じだ、と気がつきました。

「料金を無駄に多く払っているかもしれない恐怖」
「通信速度がもっと速くできるのに、遅い回線を使っているかもしれない恐怖」
「今はこんなに便利なものがあるのに、それを使っていない遅れているかもしれない恐怖」

をあおって、無駄な買い物をさせられているのかもしれない。

無駄金を使わないためには、どんな商取引にもこの疑いを持つことですね。

こちらの情報を与えるから付け込まれる。
だから、用があって×××ショップに行くとき、「今日はどんなご用でいらっしゃいましたか?」の欄に「用事の内容」を簡潔に書き、あとのアンケートには「現在お使いのサービス」には「回答する必要なし」として大きくバツ印、「今、ご関心のある分野」は「何の関心もない」として大きくバツ印、「ほかにお聞きになりたいことはないですか?」の問いには「何もなし」として、ショップに行った目的を完遂することだけを考えて行動するようにしました。

こうしてやっと×××で上手に勧められデータ通信に使用していたものの、実際は格安スマホで十分だった無駄な契約を解除することに成功しました。月額5000円といえど累積では年間6万円、5年で30万円ですから、大きいですよ。

「解約月ではないので違約金が発生しますよ」とまた恐怖をあおる発言が担当者の若者からありましたが
「まず、長年、ご契約ありがとうございましたの一言が欲しいよね」と思いつつ、
どうせ、セールスのためにぐるぐる店舗にシフトしている志の低い「自分の成績優先君」なんだろう、と思って、
「政府の携帯電話の違約金ビジネスは改めよ、のルールから逸脱していますよね、一部上場会社の大会社のすることとは思えないな。あはは、こういうビジネスをしているから大会社になったのかもね~」と返して1万なにがしの違約金は支払うことになりました。いわれた意味すら分からない優先君はポカーン。
ま、君の人生10年後はどうなっているんだろうね、と思いつつ、それもこれも自己責任だよね、と帰路に。

ちなみに、こんな通信会社に明日はないと思いますねえ。

この通信ショップのおいしいお客さんはやはり、高齢者。
「我々、わかんないから」に付け込んでないでしょうか?

しかし、客も学習しているから、前よりは客数は少なくなっている気がします。

10月、楽天が参入してくるのが待ち遠しいな。

結局勝つのは客を大切にする会社だと強く思います。というわけで、嫌われる勇気を持った筋金入りの「筋を通す心」と恐怖に負けないで、自分も成長、相手も成長させることを胸に刻み、

人の金をあてにするような奴にろくな者はいないよ!

とオレオレ詐欺演じるバカ息子、バカ孫に一喝できる高齢者がどんどん増えてほしいと思います。



参考サイト・警視庁

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/1_hurikome.htm

by yoshi-aki2006 | 2019-04-14 05:58 | マネー | Comments(0)  

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