強烈暑さの週末に売れるもの~モール歩きで教えられたこと

毎日、強烈な暑さですね。
5月でこのありさまだと、7月~10月が思いやられます。
6月の梅雨寒が待ち遠しいくらいですよね。

さて、
金曜日の名古屋講演で久しぶりに新幹線に乗ったら、案の定、翌日、腰が痛くなりました。
新幹線→腰痛がほぼ常態化しているので用心しなければなりません。
もう、大阪などへは絶対に飛行機利用ですねえ。
出張が多い人、特に女性はホルモンバランスが崩れやすくなる40歳代後半~は骨にダメージが出やすいので注意が必要です。

さて、今日は軽い運動の後、お買いものへ。
家でシャクヤクがいい匂いを放っているのでモールに立ち寄り、
強烈暑さの週末に売れるもの~モール歩きで教えられたこと_f0073848_03272146.jpg
フローラル系のシャワージェルを購入しました。


こうまで気温が高いとどうしても汗のにおい、体臭、衣類や頭髪、皮脂のにおいが気になります。
最近、特に電車内などで人や自分のそういう臭いが気になります。
うちにはペットもいるため、ペットだっこの衣類はしょっちゅう洗濯して夏場の臭い対策は念入りに。

お風呂、シャワーの回数も増やすわけですが、洗顔後、耳たぶの後ろに水分が残っていると、そこに汗や皮脂のにおいがたまりやすいので気を付けています。

というわけで、シャワージェル以外に
レモンやミント系のすっきりした香りのボディスプレー類も二種類購入。

ほか、熱中症や夏バテ対策にハーブティも購入しました。

さて、こうした場面ではエコノミストとしてのアンテナも立てて観察です。

週末ということもあり、人出は多く、ショップにも女性客メインにレジに並ぶ人もいるのですが、お買い上げ金額を観察すると私も含め、金額的には抑え気味という印象です。
私の後ろの女性はリップバーム。金額としては2000円未満のお買い上げでした。

少額消費の背景には、意欲さえあれば仕事はあるし、雇用は安定的で趣味的なお買い物ができる人は多いけれども、働き方改革で残業代が減っているし、ネットで注文すれば、送料を入れても店頭で買うよりお買い得価格であることが多いため、そうそう店頭で買い物はしないという傾向もあるからではないかと思います。

私の購入したフローラル系のシャワージェルも店頭価格は消費税も含めると優に3000円越え。
しかし、ネットで購入すれば全く同じ品が3000円未満に抑えられるのですから、そんなに気前よくは店頭買いできないです。

ただ、ネットショッピングは明日届くとしても「オーバーナイト」だし、早く使いたい気持ちを抱えつつ、届く時間に基本、在宅して待つわけですね。
なので、すぐ使う場合はやはり店頭買い優先になります。
ということは、お店の人は外気、気温、天気など消費者の「気分」をよく把握して、消費者が今日の今日、今の今ならどんな商品を衝動的に買うのかを研究する必要がありますね。

私の場合は気温が高くなってペット臭が気になりだしたところに、
先日、レッスン場に蚊対策としてコスメキッチンのアロマ系の虫よけを持ってきてくれた女性がいて、すごくいい匂いだったことが買い物動機のベースにあり、運動後、汗もかいていて、対策としてデオドラント・ミストにもアンテナが立っていた状況でした。

ハーブティを二種類、購入したのは熱中症報道が相次ぎ、水分補給というキーワードがモチベーションの根底にあり、店頭で冷やした試飲用のドリンクバーが用意されてあったことが購入に至ったという導線効果が大きいです。

購入モチベーションが高まっている対象として、ほかに、さらさら生地のロングカーディガンや
すぐ持ち帰りできる紫外線対策用の薄色サングラスがありました。

でも、ミストやジェル、ハーブティを購入して疲れてしまったので、続けて買う意欲がそがれ、帰りました。
もし、モールに休憩フロアが充実していれば、意欲回復してカーディガンやサングラスも購入したかも。

ネットショッピングに対抗するには、売り場、モールが一体化して消費者がネットショッピングより魅力的、と感じる空間作りが必要ですね。

それとショップの販売担当者さんから、有益な情報を教えてもらうことの魅力も十分な戦力になりますね。
レモン系のミストを購入したお店では販売員の方が紫外線対策の有効な方法を教えてくれました。

私は水仕事での手荒れ+出張のカートを引く手の甲にかなり紫外線のダメージを受けているので、手の甲対策の必要性を日々感じているのですが、販売員の女性はさっと有効な商品を試供してくれて、次回、ショップを訪ねる動機付けが上手でした。

けして商品売る売る一辺倒でなく、
寡黙だけど愛想が悪いわけでなく、上手に顧客のニーズにマッチした商品を選び出して試させて、次の来店につなげるトーク術。若いのになかなか立派だな、と感心しました。

ハーブティ売り場の女性は多弁で愛想よくてきぱき対応はよくできているけれど、「もう少し客のペースをつかめばあと4000円は売上が伸ばせたのに惜しいな~」と感じました。

ちなみに相手をよく見ていれば売り上げは伸ばせるのになという点は私の仕事にも参考になりましたね。

私の仕事は「講演で顧客のしりたがっているポイントをお伝えする」ことで、物販ではありませんが、
顧客満足が次の仕事につながる点では同じです。

いろんなお客様が来場されるので、そのニーズをつかみきるのはなかなか骨です。

お客様の反応を都度都度、見極めながら、話の深度を調節していく難しさ。

ではありますが、お客さまがいろんな分野の情報を持って来場されているため、逆に教わることも多く、ありがたいです。
あそこの証券会社では誰がこういう意見を言っていた、とか、
あそこではこういうイベントがある、とか、
社長勉強会ではこんな話が出た、とか。

銘柄は自分で決める、という方も少なくなく、
それだけにその銘柄のことは誰よりも詳しいということで、
教えらることも多いです。

お客様は仕事の上では試金石という位置付けであり、そして情報の宝庫でもあります。
考えてみれば、生きた教材相手に仕事させてもらっているわけで、本当にありがたいことです。

とはいえ、人間関係という点ではたとえ親であってもいえることですが、淡々とお水のようなお付き合いが一番ですね。

さて、今日はこんな記事が目に留まりました。
オレがオレが、が会社をつぶす~稲盛和夫語録 日経ビジネス

この記事の中に、自負心が勝ると間違うという示唆があり、

自分は皆がひれ伏すくらいのありがたい存在のはずだ、自分こそ一番でそれを今こそ知らしめなければならない、皆の衆、見ておれよ、俺様の姿を、というような気持ちが勝ると、老害、うぬぼれ、事故の元というヒントになっています。

ホントにどんな世界でもそうだなあ~。大御所になってからのあり方こそ難しい。
というのも、今は一人目立ちではなくみんなが各々「やってみる」時代です。

それがわかっていないとすべるよなあ、と、いろんな世界の第一人者の生き方を見ていて思います。
どうして第一人者は晩節を飾ろうとして逆に汚してしまうのか?

そういう例を身近に見る機会もあるので、みんなが各々やってみる時代にそういうみんなが「あの人、今、どんなかな」と気にして見に来てくれる登壇者であり続けたいと思っています。

ということで、
ショップでは販売員さんが舞台に乗って、パフォーマーとして頑張っているわけなので、ネットショップだけでなく、販売員さんと商品を見に行く消費者=観客の楽しみも味わい続けつつ、自分もがんばろう、と思います。


今後の木村佳子の登壇予定は次の通りです。

●5月28日倉吉講演
倉吉会場の詳細
●6月1日高岡講演
●6月2日小松講演
高岡、小松の会場詳細
●6月5日福山
福山会場の詳細
お近くの方、ぜひお越しくださいね。

もし、お近くでない場合はパソコンから双方向での講演も
●6月12日20時に開講します。
ごきげん出版セミナー

良かったらぜひ、事前登録してご視聴くださいね!










by yoshi-aki2006 | 2019-05-26 03:31 | 日々雑感 | Comments(0)  

<< トランプ大統領と炉端焼きって?... 介護士、保育士、看護士に親族を... >>