イスラエル的生き方戦略

動画更新は熱心に続けているのですが、ブログ更新は久しぶりです!
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さて、昨日は勉強会でした。
テーマは「日本 アメリカ イスラエル」
イスラエルで駐在経験をもつ方からイスラエル観を伺いました。

なるほどなあ、と参考になることが多かったです。例えばアメリカはトップ志向。日本は調整型(アメリカの意向に従う)。イスラエルは生存だというんですね。
イスラエルは生き延びることに特化した戦略。

そのための戦略だからアメリカとも仲よくするし、上手に利用する。ネットワークがすごくてお互いに助け合う。

なるほどなるほど。もっと勉強しようっと、と思いました。

生き延びるための戦略を考えられるということは、自分が過酷な状態に置かれているという自覚があってこそ、ですよね。

私は自分の人生はそれなりに過酷なものだったと思いますが、
でも、ちょっとあっけらかん=抜けているところがあったから、あまり深刻にならずに生きて、結果、何とかなってきました。
しかし、生き延びるための戦略を胸に秘めていたかとかというともう少し、イスラエル的であってもよかったなと思います。

必死であれば私の座っている椅子を奪おうと妬ましがり屋の人たちにいろんなことをされたときにもっと賢く立ち回れたろうなと思います。

最も嫉妬されて、いろいろ仕掛けてこられたのはラジオ局でキャスターをしていた時のことです。
「どこに営業に行ってもお前の話が出て、妬ましいよ」と吐き捨てていた男の営業マンの人がいました。
腹立たしかったんでしょうね。
自分は名もなき営業。が、こいつは何だと。

その人は今、自分王国を築くのに成功して自称 経済評論家としてキャスター業をされています。彼がまず仕掛けてきたのは私が見つけてきて長らくスポンサーをしてくれていた会社に接近し、自分のスポンサーにしてしまうことでした。

マジックをかけるのが上手かったですね。スポンサーを次第に洗脳していきました。
この時、洗脳をする側って怖いなあ、すごいなあと思いました。
人間は押しどころさえ外さなければ、簡単に相手の言うことを信じ込まされてしまう。
その実例を目撃できたことは、とても勉強になりました。

当時は、ははーん、やってるやってる、とわかっていましたが、その男のそのあまりにあさましいありようにあえて見て見ぬふりをしていました。もっとも奪いやすいフリーのしかも女性の仕事を横取りしようとするような狭い了見のポマード男を「なんともまあ・・・」とあきれて見ていました。

しかし、イスラエルだったらどう行動したかな、と思います。

この人は女性が本を書いたり、出世することにものすごく嫉妬し、私以外にも本を出版した女性キャスターは徹底的にいびられて番組から降りざるを得なくなったり、ということがありました。
(ちなみにその女性は今、バリバリ出世されています)。
また、当時、一世を風靡していた女性の起業家に紹介してくれとせっついてきたので紹介するとたちまち番組を作ってちやほやした挙句、その女性のスポンサーをぱーっと奪ってはしごを外してしまったりしていました。その女性も私に後日、「やられた」とあきれていましたが、女性に対する激しい憎しみ、嫉妬は実に病的でしたねえ。

今は軽井沢でタクシーに乗ったら運転手から「いつも見ています」と言われたことを自慢しているようだから、女性への嫉妬は収まったんですかしら?

このように女性は水商売のお姉さん的な人かお母さんみたいな人しか認めない男は世の中にいるものです。

女性で仕事をする人は必ず、こうした女性の成功がその男の自己肯定感の障害に感じられることによる嫉妬に人生のどこかで遭遇し、足を引っ張られます。

そんな時、イスラエル的に行くのも賢いかもしれない。

私が振り返ってあの人は賢かったな、イスラエル的だったなと思い出すのは日本テクニカル〇ナリスト協会で事務局に入り込んでいた男が給料を当初の約束10万円から自己裁量で50万円も得ていたことなどから、是正させようとする側と抵抗組で大もめにもめた時、理事をさっと辞めて、対立が収まった時に復帰した人です。

彼は「これは大変な大問題、大対立になる」とパッとわかって、生存を念頭に理事をパッと辞めました。
これは本当に賢明な判断だったと今でも感心します。相場もきっとお上手なんだと思います。


私は当時理事でしたが「こんな対立に巻き込まれて自分の貴重な人生時間を消耗したくない」と感じながら、この問題から逃げるのは無責任だなと理事としての正義感を出した結果、本当に報われない不毛な対立構造にまきこまれて大学院の修士論文も書かなければならない中、大消耗しました。

発端は給料問題でしたが、根底には大手N証券出身者と高卒たたき上げとの対立、憎しみ合い、俺様こそテクニカルの達人との自己肯定感におけるおっさん同士の対立があり、そこに昔、バブル華やかなりしころ、ホステスさんの取り合いで感情のもつれがある男のくだらない感情も乱れこんで、
いわずもがな・・・・・。

結果は抵抗していた人たちによるプロパガンダで、テクニカルの研究のために20年間活動してきた協会とは関係性が薄まってしまいました。

この給料お手盛り男は下手をすると業務横領罪で逮捕される可能性もあったので必死だったろうと思います。周囲の人にいかに告発者側が悪い奴らかと洗脳し、やはりマジックのように人を自分の味方にするのに成功していました。

一方、告発者側は退職金も企業年金もたっぷりもらい、大金持ちの大手証券出身者で、お坊ちゃんおじいちゃんです。向こうは高卒たたき上げで倒産した証券会社から協会に入り込んで高額給料を得るまでに工作して成功したつわものです。

逮捕されるかもしれない人間の必死さとおっとり刀ではハナから勝負は見えていた、ということが逃げ組の人には見えていた点で、さすがだなと思います。

それが見抜けなかったのは私が間抜けだったと思います。若さゆえですかねえ。今ではその時の人の有様から、戦争の勝者が書いた歴史はうかつに信じてはだめだ、という智を得ました。
勉強になったですねえ。

もし、理事職を辞してもめごとが収まってから、心のわだかまりなく理事に復帰できたかというと、それも忸怩たるものを感じたかもしれない、という意味では後悔はしていません。

が、テクニカルの研究がしたくてあこがれの大先輩がいる協会だと思って入ったのに、問題だらけでまったく、「富士山」だったなあ・・・・。

遠目で観ている分にはいいけれど、という意味です106.png

アメリカ的なトップ争いに巻き込まれない、イスラエル式で行くのだという戦略があれば、逃げるのは「ずるい」などと思わず、さっと理事を辞めた人のように行動できたろうに、と思います。その人は今も私にテクニカルやファイナンスの研究にとても実践的な示唆を与えてくださいます。その生き方、とてもおつなものだな、と今ならよくわかります。

当時は、「えーっ、辞めちゃうの?」とちょっと困っていたのですが、私も「済みませーん、辞めます」とやめておけば巻き込まれなかったのに、正義感だして消耗したことを考えると見習うべきでしたね。

後の祭りでーす(⌒▽⌒)アハハ~!

何かこうしたことで悩まれることがあれば、イスラエル的に行く、という方法論も検討してみてください。

生存と「何もないから脳みそをはたらかせるしかなかった」という戦略、そしてネットワーク構築。使えるネットワークを構築するのはそれこそ、信用と信頼関係が必要です。参考にしたいですね。


というわけで、イスラエル的生き方。
私ももっと研究してみたいと思っています♪

さてさて、
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2019/09/25_2/index.html
9月25日は東京で講演します。
ぜひ、お越しくださいね。


by yoshi-aki2006 | 2019-09-21 00:34 | シンキング | Comments(0)  

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