小池百合子氏は圧勝したのか?   マスメディア報道の匙加減

小池百合子さんが東京都知事に再選されました。マスメディアは圧勝と持ち上げますが、数字から分析するといろいろなことがうかがい知れます。
まず、小池さんが獲得した366万1371票ですが、都全体の有権者との比較では全都民有権者の32%からしか支持を得られていないことになります。この点に注目すべきでしょう。自公の後押しがあっての組織票でもってしても全有権者の三割にしかならなかったというのは自民党にとっても衝撃ではないかと思います。
自公の力を知る手かがりとして意味深で都議選の参考にもなるかと思います。
しかも、小池さん以外の候補者が集めた票は246万4396票でこの人たちは積極的に小池都政はNOの人たちです。
366万1371票と246万4396票。
コロナ禍で街頭演説がほとんどできない中、主だった政党の支援がほぼ得られなかった人たちも含めてここまでアンチ小池票があったことも見過ごせません。

それにしても
皆さん、ほんとに忘れっぽいなと思います。コロナ対策といいつつ、本当に都の一斉休業自粛が必要だったのか、その検証もないままに連日、コロナ劇場でメディアに登場した挙句、都の1兆円近い財産をほぼ、食い尽くすまでに金をばらまき、しかも防護服を二階氏に言われるままに中国に寄付した小池都政の二期目を許した自公の責任は重いと思います。

4年前の東京都知事選挙のバタバタ、その後のバタバタをまったく忘れてい.る都民もやばい。
「ほかに入れる人が見当たらなかった」という人が多かったのですが、
だったら白票でもよかったのではないでしょうか?

私も誰に入れるべきか、悩みましたけれど、4年前のことは忘れません。公約もほとんど果たせていないですし、ペットさっ処分ゼロも豊島区にある某キャットシェルターの惨状を複数回、覆面取材して「まやかし」と感じる部分がありました。

さて、その小池さん、相変わらず自己演出がうまいですね。緑をバックにエコさ、さわやかさを強調し、真っ赤な包み紙の大きな花束を贈呈させたり、
話をするときには画面には黄色のユリを映しこんだり。
女性ファンを作ろう、女性や若い人たちを敵に回すまいと苦心してイメージアップ映像を作りこんでいます。「絵を作る」点で印象操作が上手だなと思います。

が、選挙前は「女帝 小池百合子」にかかれたこれまで人として政治家としてやってきたあざといまでの詭弁、演出、嘘などの指摘への懸念があったのでしょう。発散される雰囲気には判定を待つ慄きめいたものが感じられました。
「あ、これまでの嘘の発露にビビってるんだ」とわかる雰囲気が報道で映る姿からそこはかとなく伝わってきました。「わっ、私の上げ底、ばれちゃったじゃん」と焦っている感じがありました。めずらしく「どうよオーラ」が消えていました。「嘘つき張りぼておばさんの貧相さ、みじめさ」も露呈させていました。

が、366万票強をえて再選を決めると態度ががらっと変わってきました。
「どうよ、コレだけ得票したのよ。もうがたがた言わさないわよ」というすごみをきかせたふてぶてしい表情で歩いている映像がありました。
「ふん、雑魚が私に何をケチつけてるのよ」と居直っている雰囲気も三白眼に漂わせて。
「ほらみたことか。私は強運なのよ、バーカ」みたいな。

それを見て「ああ、これがこの人の本性なんだろうな」と思いました。
そして、このまま、小池さんは夜叉の道を行かれるのであろうなとも。
さて、現在小池さんは67歳。85歳まで現役とするならばあと一勝負行けるかもしれない。

総理への道は?
日柄、統計アノマリーを使ったの古来からの知恵で分析してみると
小池百合さんは73歳の時、今から6年後ぐらいに総理になる最大のチャンスがやってくる。そう思います。

ただし、71~72歳くらいに相当な苦難があるかもしれない。

ま、けだし見もの。
野次馬根性でお手並み拝見。

なんだかんだ言っても人間の良心という枠から外れ、人のできないことができてしまえる野心を持つ人、という点である意味、見事だと思います。
ふがいなく転がされていく自公やだまされ続ける都民をとても笑ったりはできません。
小池百合子さんが怪物すぎるから。
まだ、総理の目はなくしたわけではない。
狂気めいた執念。
あきらめていないと思います。ま、なんでもやって総理になるまでのお手並み拝見、という気持ちで見ていきましょう。

ところで勝ち馬に乗っては大騒ぎ。負け犬を踏みつけ大騒ぎするのがメディアの習性?

検証もそこそこに「圧勝」 と
小池氏を持ち上げるメディアも責任はあるよね。「ほんと、メディアは軽薄なんだわ」「だからだまされるんだよ、メディアも視聴者も」
ジムのロッカールームでした会話。
どうりで詐欺被害がなくならないわけですよね。




by yoshi-aki2006 | 2020-07-07 04:40 | Comments(0)

 

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