互いに大企業に勤め、一児をもうけたF子さん夫婦。
リモートワークが増え、夫の在宅時間が長くなるにつれ、F子さんの家事負担が大変になってきたと感じているそうです。
自分もリモートで仕事しなければならず、その間、子供の世話もあり、夫の昼食を用意するという新たなタスクもこなさなければならず、「もうくたくた。なんで私だけが…」という思いが強まっているといいます。
私も自分を「ホテルの掃除担当みたいだな」と感じる日々が続きました。
事務所に行っても掃除。
自宅でも掃除。
郊外の管理している家でも掃除。ここには家族もいるので食事の用意があります。
自分一人ならお弁当を買ってきて終わりなのに、家族の食事、しかも三食となると素材の購入、調理、配膳、後かたずけ、ゴミ出しなど際限がなくエンドレスです。
洗面所、風呂場、台所、居間、自分の部屋、犬猫の世話、乗り物や庭の管理。。。洗濯などなど。
ずーっと働きっぱなしです。
手が荒れるから手袋をしようと思いつつ、そんなことしてられないと素手でやっているうち、おばあちゃんの手みたいに手の皮がくたくたに。
そこで家事のフィニッシュにゴールを置くのをやめることにしました。
「やつれちゃった」というふうな家事疲れをしない。
なのでたとえ途中でも疲れたらやめる、そうすることにしました。
ルールを決める前は具合が悪くて横になっているようなときも食事時にはふらふらしながらも食事の準備をしましたが、
背に腹は代えられません。
しんどい時は家事をやめる。
しんどい、と感じた時点でやめる。
やり切ろう、とするからやつれるまで家事をしてしまう。
なので、「嫌われる勇気 家事版」ということでたとえ家族から不興を買っても、
「あ、つかれた」とおもったら中断する。
それで家族が困ったら? 続きを引き受けてもらう。
お腹がすいたら自分で作って食べてもらう。
洗濯ものも着るものがなくなったら困ると思うなら、自分でしてもらう。
完璧主義を家事に持ち込まない。
完璧主義を目指すあまり、料亭や民宿みたいに毎食、一汁三菜、デザート付き、作りたて配膳を実行してきましたが、もういいです。バンザイ、投げ出し作戦です。
「疲れた」これを基準にして、家事の途中でもやめる。
やつれるまで家事をしない。
これで行くことにしました。「家事、嫌われる勇気」。試してみて、とF子さんにもちろんすすめました
