なんかしんどい。
なんか疲れる。
三食おうちごはんの退職夫のごはんなど仕事現役なのに、とても作れない。
もう、勘弁して~、主婦にも定年をください!
そんな思いで日々を過ごしつつ、おさんどんは自主規制して適当に自分でご飯を作ってもらうことにしてやれやれ。
ところで私、なんでこんなに疲れてヘロヘロなの?
ひょっとして栄養失調? まさか~。
が、待てよ。
朝はトースト半分にバターを塗ってコーヒー。たまにリンゴ。
昼はほとんど食べないけれど、野菜うどんくらいなら。
それも汁椀に三分の一ほどのもり。お代わりしようかな~と台所に行くと食べるものには目ざとい家族が食べつくした後。
今更作り直すのも面倒だとそのままになり、後口直しに果物程度を少々。
夕食は旺盛な食欲の家族の一汁三菜を作った時点でもうおなか一杯。料理を考え、作るのってものすごく頭を使うので、疲れ果て食べる意欲もなく、盛り付け残しを少々。ごはん半膳くらいで終了。後口直しにミカンや柿、ココア、チョコ、アーモンドなどでごまかすこと多し。
こんな日々が続くうち、髪の毛は細くなり、目はしょぼしょぼし体力筋力も一気に衰えてきた。
「こんなして死ぬのかなあ」と夜半にふと思うくらい衰えて、「もはやばあさんだ」と納得してもいたのですが、ふと思いが栄養に向いた。
「はて、ワタシは栄養が足りていないのかも」と思い至る。
確かにタンパク質だとか、いろんなものが足りない気がする。
毎夕、相撲部屋並みの家族のごはん作りで疲れ果て、自分の食事にはほとんど気配りできていなかった。
そこで毎食、食べたくなくても必ず、もう一品、タンパク質を取るようにした。
鶏肉、サケの切り身、豆腐、豆、ヨーグルト、チーズ、牛乳・・・・。鯖缶。豆乳。きな粉。
すると、数日でめきめき元気が出てきた!
記憶力も回復してきた。
そうか、私はやっぱり栄養失調だったんだ、と確信する。
もはや相撲取りほどの食欲を示し、食べることだけが楽しみの退職老人の世話なんぞは二の次だ。
骨皮筋子状態に至る直前で気が付いた私の食生活。
もし、もの忘れや気力低迷、やる気が出ないなどの症状で悩まれている方がいたら、栄養失調という可能性を考えてみては?
太るのを避けようと小食をヨシとしているうちに栄養失調状態に陥り、それがすべての体調不良のもとになっている可能性を疑うべき。
バランスよく食べていればけして肥満にはならない。
今、過酷なダイエットをしている若い女子がいたら、「数年で髪の毛、肌、目に来て一気に老けるよ」と警告したい。
ほっそりした女子だけが魅力的ではない。
ふっくら女子が好きな男子も少なくない。
健康な女子でいた方が絶対にいい。
というわけで、まずはしっかりタンパク質を取りましょう!
そしてバランスのいい食生活を。