「老後は冬山登山なみ」と想定することにした

も~、イヤ!
自分の家もかたずけられないのに二軒分の老親宅まで管理し、かたずけなくてはならない状態に突入して二年目。

人の考えでそろえられたモノは存在理由がそもそもよくわからない。 だけど、まだきれいなものも多く、捨てるには忍びない。
「どうしようか?」と考える機会が多いため、脳疲労が・・・。
加えて運んだり届けたり、かたずけたりも続くため肉体疲労、時間貧乏になって生活の質が劣化・・・。

老親Bの住まいは庭管理も侮れない。自然が豊かなのはいいのだけど、土地の広さに比例して虫や雑草もすごい。だだっ広いということは日差しを遮るものもないということで、木、雑草対策は日差しとの戦いもあって過酷。

木の伸びは「えーーーーっ」と驚くほど速く、4月、5月は魔法のように若芽が伸び、枝も張る。
おのずと剪定が必要になる。
自然のままの伸び放題ではさすがに風情がいまいちなので、植木屋さんにお願いしたい。しかし、かなりな費用がかかるので頭痛の種だ。

昭和の親戚はその費用を惜しんで脚立から落ち、寝たきりになった挙句、ボケ、しかも長生きだったからたいがいにしておかなくてはならないのだが、やはり、私にもその昭和感覚が色濃く残っており、ついつい剪定ばさみを持って木々をめぐる。西の木、東の木、南の木、北の木、そして雑草雑草雑草・・・・。

すると時には枝々からぽとっと虫が頭髪に落ちてきたりきたりなトホホな展開にも・・・・。そんな時間ふと、今後のことをしみじみ考える。

そこで、今日は50歳、60歳の人にとっての老後について。

一応、FPの国家資格や協会の上級資格を取ったりしたので、老後資金問題にはそれなりに接することが多かった。
専門家でない人たちも自身や親兄弟の老後資金問題については折々に研究されていることだろう。

しかし、50歳、60歳が想定する老後イメージは甘い。80、90歳も通過中の老親を見てもわかるようにたいがいは想定外になる。
なので「知識と現実は別物。現実問題をよく検討することが何より大切だ」と自戒する必要があると思う。

例えば、私は親の家などを全部売却し、都心に150㎡程度の不動産の買い替えを検討していたけれど、
「ちょっと楽観的過ぎるな~」と思うようになった。買い替えたとして一体そこに何年、どんなふうに住む?
人間100歳まで生きる時代。
しかも、最後の30年はどのような状態になっているかわからない。
家族も自分も頭も心も体も健康とは限らない。
家族全員がボケていたら一体どうするんだろう。

そんな問題が発生するかもしれないのに、グレードアップマンションを物色している場合ではないよなー。
老後をどんなふうにイメージするかは人それぞれだけど、
私は考えを改め「老後は冬山登山なみ」と想定することにした。

老後2000万円必要という話はその前提が生活費として5万円は必要ということから12か月で60万円。
これが10年続けば600万円。30年で1800万円。
その延長で出てきた金額なので、介護などの費用とは別モノ。

介護施設に入る費用などを準備しておくことを想定すると、とてもそんな金額では足りない。
ピンキリですが
高級な施設では入所金が数千万~億単位のところもある。平均的な施設でも数百万の入所費に加え、月々の費用が必要。
仮に年金に上乗せして毎月20万円前後を足すとしたら20万円×12か月で年240万円。10年なら2400万円。30年なら7200万円(物価上昇率など考慮しないで計算)
夫婦なら億単位のお金が必要になるわけだ。

いやいや、これからの冬山登山を今からよく考えておく必要あり、という結論に。

夢の老後を送る人もいれば悪夢の老後を迎える人もいる。
人それぞれではあるけれど、甘い登山計画では遭難しそう。

老後30年は冬山登山。浮かれていてはだめなのだ。

ところで、残念な報道が最近相次ぐ。
ついこの間まで、ダンディな姿をメディアで観ていたのに、慶応大学教授の中山俊宏さんが55歳で、
素敵なシニアとしてこれから先も活躍が期待されていた俳優の渡辺裕之さんが66歳で。
そんなに早く逝ってしまうのも周囲の方たちにとってまさに想定外のことだろう。

50-60歳台でも生まれて以来の登山が続いていて、それが70、80、90、100歳もと死ぬまで続くんだ。死んでからさえ、別の旅が続くんだ。

うんと若い時には、生まれる前からつづく営みや生まれてからの道のり、その果てしない過酷な登山に気がつかないだけなんだ。

ふと、登山の過酷さに気がつくのが60歳台なのかもしれない。
気持ちを引き締めなくては。

ということで月曜日の動画は以下の内容です♬





by yoshi-aki2006 | 2022-05-10 17:37 | 日々雑感 | Comments(0)  

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