内閣支持率を上げるには生活破壊をしない政治をすることに尽きる

北海道の酪農家の廃業が相次いでいます。牛の飼料代が上昇し、牛乳の価格は伸び悩み、牛の命を手放さざるを得なくなっているからです。
搾乳しても利益を生まないために絞った牛乳の廃棄処分に追い込まれている酪農家もいます。

一方で食うや食わずやで生活苦に陥っている生活者は日本各地にいますし、もっと栄養を摂りたいと思いながら金銭的な事情からかなわない人達もいます。
生産者と生活者両方が困っている事態を放置している政治ってなんなんだろう?

岸田内閣は菅内閣やかつての短命内閣と同じような道筋をたどり、支持率がいよいよ、内閣維持困難水域にまで低下しています。
支持率を上げたいなら、岸田氏が自ら動いて困窮している酪農家を救済し、もったいない廃棄牛乳やタダ同然で肉にされる牛を救うことです。酪農家の生業を助けつつ、困窮生活者に配分するなり具体的に動いてほしい。すると「生活者のことをわかっている内閣だ」ということで、内閣支持率はおのずと向上していくはずです。

廃棄処分のようなもったいないことをすぐにもストップさせて、例えば生乳を欲しがっている人、施設に配布する。高齢者施設でもいい、保育園でもいいじゃないですか。
そうした行動がどれほど、人々を国民を喜ばせるだろうか?
岸田内閣に足りないのはバイデン氏を喜ばせることではなく、国民を喜ばせること。バイデン氏は岸田氏を「真の友達だ」と評価したと伝えられていますが、バイデン氏は日本の酪農家を困窮させる一因となっているウクライナの現状を長引かせるかのような行動をとっている政治家ですよ。その政治家から称賛されても自国民に支持されない政治って切ないもんですよね。

ちなみに歴代の内閣はアメリカに配慮して、様々なものを輸入してきました。
武器、ワクチン、農産物。
外資に有利になる施策なら何でもしてきた。
反抗する政治家は政局にされたり、失墜させられてきた。
恐ろしい相手として、触らぬ神に祟りなし、ということでしのいできたわけです。

そんな腰が引けた政治家に代わって私たち生活者ができることは何なのか。
まずはミルク、バターの流通に今一度、立ち止まって何が国内酪農家を疲弊させているのかの現状を知ることではないでしょうか。
NHKのクローズアップ現代 2023年1月23日号でも問題点を洗い出しています。
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/pYOm2qkqJz/
参考サイト
残念ながら、コメンテーターが発した重要な根本問題はテキストとして残っていませんが、酪農家の困窮状況を知る手かがりにはなり、問題提起の源泉として貴重な取材です。

酪農家 苦境のデータ

ところで、困窮している酪農家から直に乳製品を購入する方法はないのか。
どうしたら、支援できるのか? ふるさと納税で何とかできないのか?

農林水産省の「輸入ありき」の姿勢はどうやったら改められるのか?
農林水産省の輸入の理由
農林水産省

ちなみに昨今、牛回りの話だけでなく、鳥インフルエンザで日本国内で大変な状況となっているのはご存知の通り。
要するにアメリカの牛肉を食べなさいってことなのかしら?

生活者の一人として、そんなふうにニュースを見て思ってますよ。私はね。

そんなこんなの状況を乗り越えて、内閣総理大臣は生活者第一の政治をするに尽きる。
困難な中、戦えばそれは伝わるものですよね。
生活者はバカではない。
それを政治家が信じて、腰の引けない政治をやれるかどうかです。

一生懸命、バイデン・アメリカに配慮して、うまく調整してのこの惨憺たる内閣支持率の値なのてやってみる価値はあると思います。

国民のこうした具体的な現場の困窮に立ち上がってくれる政治家であれば、与野党問わず多くの人が支持すると思います。
私たち国民はバカじゃないんで、観るとこ見てます。それを政治家が信用できるかどうかです。


by yoshi-aki2006 | 2023-01-24 11:29 | 提案 | Comments(0)  

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