コロナ禍もウクライナ問題もこれまで起こった世界大戦の時のフレームにすっぽり当てはまる。戦争や疫病は過去、世界に人口オーナス、人口ボーナスを造りだしてきた。人口調節としても作用した。そしてそれが経済変動の源泉となってますます富み栄えた国と困窮国とを生み出した。
また、戦争には物価高騰がつきものだが、大インフレが起こることによって借金帳消し、つまり債務をなかったことにできる面がある。今まで国のカネでうまい汁を吸っていた人たちは食い逃げができてしまえる。そして、このフレームをわかっている人たちにとっては資産価格の変動、借金の事実上の帳消しがさらなる富の源泉となってマネー覇権を強固なものにできてしまえる。
我々生活者はぼやぼやしていると戦前戦後の困窮を味わうことになる。
ならば助かるためにはどうすればいい?
それには今起こっていること、これから起こることに備えて、戦前戦後、価値が下がらなかった対象や下がっても復活したものにお金を分散することだ。
日本の戦後では預金封鎖があったが、その時、株や不動産を買う資金だけは引きだせた。
そして、タンス預金は新札発行によって紙くずになった。
タンス預金より株式や不動産、金投資がずっとマシ、ということだ。
株式は折々、暴落に見舞われたり、時には投資した会社の倒産リスクもある。しかし、戦後に株価は復活している。
不動産はいつの世も買いにくい高額資産だが、一等地、駅近、ブランド地は価格維持力がある。
金は重い。火事に溶けてしまう。持ち去られた場合、善意の第三者に所有権が移ってしまうことがある。
しかし、タンス預金よりはましだ。
今の状況は戦後の大インフレ状況とそっくりだ。今後、新札切り替えなどでタンス預金は無価値になるリスクに備えて、納得できる資産に切り替えていくことをおすすめする。
【youtube 木村佳子の気になる銘柄】
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貼り付けているのは1月23日月曜日の動画で、個人投資家の銘柄選びの参考例について語っています。