団塊退職~いとしの先輩 アゲイン

先日、久しぶりに先輩に会った。
団塊世代と呼ばれる年齢だ。
この先輩は私の「どう生きるべきか。どう仕事すべきか」の一つの見本だ。

彼はけして恵まれた境遇ではない。
大勢の兄弟。
家庭の経済状態からは大学も行かせてもらえるかどうか分らなかった。

でも、何とか大学に入り、卒業し、民間企業で一生懸命仕事し業績競争に突入。役職にもついて、支店同士の売上を抜いた抜かれたの血気盛んな時代をすごす。

引き抜かれて2~3の会社を渡り、独立。この間に行き過ぎた業績競争の果てのトラブルやバブル崩壊を経験。

現在は独立してマイペースで仕事をしている。

先輩に感心するのは最初、ワープロやパソコンなんて゜全然使えなかったのに、必要と見極めるや徹底的にモノにし、ついには一流の情報ベンダーに情報を提供するまでになることだ。なにしろ「そう」と決まったらまっしぐら。以前、どうしても熱海に講師5人で行く用事があった。彼のベンツはクーラーが壊れていた。真夏のかんかん照りの日、「新幹線で行こう」という私たちの提案を予算管理の彼は「すぐ着く、早く乗れ」と促し、団扇を配った。途中、乗車していた人がどんなに休憩を取ろうと提案しても「すぐ着く。着いてから冷たいものを飲んだほうがうまい」と譲らず、ノンストップで現地にアクセルを吹かした。

一事が万事。目的意識がはっきりしていて、行動に迷いがない。そして、「そう」と決まったら全力疾走。この点が私の彼を尊敬する点だ。

そして大勢の家族を養うために、ベーシックな収入基盤を上手に育てる点にも感心する。

さらにいえば、この先輩は自分が一つのことにまじめにこだわるがゆえに人のいい加減なことや失礼な行動にはモーレツに怒る。
講義の最中に聴取者に茶菓を振舞うと聞くと、「そんなだらしない聞き方をされる講義の講師はしたくない」と叱られる。
当てにできない人間、当座の間に合わない人間、利発さがない人、腑抜け。
そういう人をパッと見抜いて、まともに相手にしない。

そして何よりも、「徹底的にやってやるぞ!見ていろ、俺が一番だ」というむき出しのファイトが好きだった。

その先輩がポツリ。「俺も58だ。いつまでも沸騰したヤカンのようにはやっていられないよ」。
少しずつフェードアウトして隠居したいようなことをいう。
見せないようにはしているがちょっと体もしんどいようだ。

むき出しのファイト。闘争心。なにくその闘魂。ギラギラしたものと細心の注意力とどこから斬りつけられても負けなかった強い強い先輩。

隠居だなんてそんな寂しいこと言わずに、もっともっと最前線でがんばって欲しい!
「ところで木村はいくつになったの? ××歳? ふーん・・・・」

先輩は先輩で「こいつもババーになったなあ、寂しいもんだ」
と思ったのかも知れないが。
まだまだブイプイ言わしていきましょうぞ!
団塊 最前線アゲイン!

by yoshi-aki2006 | 2006-09-17 09:14 | シンキング | Comments(2)  

Commented by hikosaka at 2006-09-17 18:51 x
私も、4月に還暦を迎える団塊の世代と言われている。先輩達は55歳で定年を迎えたものだ、私は57歳で企業中退で卒業は出来なかったが、今はお金に働いてもらっている。その為には先生が10年先のライフスタイルを考えて?生活をエンジョイしているつもりだ、これからは地域の為に頑張ろうと思っている。定年延長で働くことは大切だが、何時かは皆、年をとって行く事を忘れずに、自分に合った生活を送りたいものです。
Commented by yoshi-aki2006 at 2006-09-17 21:50
そうですね。いつかは皆、年をとって、それによって仕事のステージ、社会とのかかわり方は変わっていく・・・。引き方について、私もいろいろ考えさせられます。後輩にもがんばってもらいたいし、先輩にもがんばってもらいたいと欲張るのは自分の立ち位置がそれならいい具合だからかもしれません。自分もやがてトコロテンのように押し出されていく。その事実が先輩と話していて感じられ、寂しかったのかなと思います。地域のためにがんばるというのも素敵ですね。地域は今、団塊の復帰を待っていると思います。
また、いろいろ教えてください。よろしくお願いいたします。
木村佳子

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