仁義を切らぬ不届き者
2006年 10月 16日
どういう人物がスカか?
仁義を切らない人である。
木村さんの××を使わせて欲しい。
誰々さんを紹介して欲しい。
どこどこ会社の担当に自分を推薦して欲しい。
こういうふうにさせて欲しい。
本人から、あるいは人を介してそういう話があるとする。
「ああ、いいよ」
本人、仲介者の面子を立てて、承諾する。
若い人でもちゃんと仁義を切って「こういうふうになりました。ありがとうございます!」といってくる人もいる。見上げた人だと思い、そういう人はとことん応援する。
しかし、のど元すぎれば暑さを忘れ、の人も多い。
本人からは一切「ほう、れん、そう」(報告、連絡、相談)がない上、ちゃんとした礼もない。
何もモノを持って来い、金をくれといっているのではない。
「その節はありがとうございました」
「お世話になりました」
その一言でいいのである。
それがない人が実に多い。
50にも手が届こうとするいい大人でも、20歳代、30歳代の発展途上な人にも。
私はそういう人は絶対、認めない。
仁義も切らずしてなぜいきなり垣根を越えて仲良くしてもらえると思っているんだろう。
そういう人間に限って、一度名刺を交換した程度なのにもうお友達扱いだ。
「今度、誘いますよ」って馴れ馴れしく、仲間扱い。
どんな肩書きが立派で卒業した大学が有名でもそんなマナーは外道だろうが。
育ちが悪い。
たちも悪いよ。
「ありがとうございました」
「その節はお世話になりました!」
その一言があるかないかでずいぶん違うのだ。
私は仁義を切らない人間は認めない。自分もそんなことは人にしたくない。
それにしても!
いつからこうも育ちの悪い外道が増えたんだろう?
例えば・・・。
こんな人もいたなあ。
子供は×幼稚舎、旦那は官僚、住まいは××、語学はフランス語といういうふうに自分をハイクラスな人物だと思わせる術にはモーレツにさとく、世間的な価値に人一倍欲深くアンテナがびりびりたっているのに、基本的なマナーは外道。
初対面にもかかわらず「木村様の今おはきになっているお靴、素敵ですわね、どちらでお買いになったの?」「どこにお住まい? 何階建てのマンションの何号室? 何平方メートル?」「レストランはどこに行かれるの?」とか立ち入ったことを臆面もなく聞く。一人で食事しているところを見つけると有無を言わさず「ご一緒してもいいかしら?」と同じテーブルに付く。知り合った以上、もうお友達ってわけだ。
人を持ち物や利用している店で自分勝手な階層に分けて、自分の追い求めているクラスの人と仲良くしている自分が好きなんだね。相手の意向はおかまいなく。
こんな人には育ちの悪さを感じてぞっとする。
気をつけよう。
by yoshi-aki2006 | 2006-10-16 07:53 | 人間考察 | Comments(2)