大富豪本、株の予想屋ランキング特集のスパ

数日前のブログでご報告のとおり、今、イーウーマンというサイトでサーベイランス・キャスターを務めています。
仕組みはテーマを考えてみんなでテーマに対する考えを共有するというもの。
今回はこのところ出版相次ぐ大富豪に学ぶ&成功法則本で行動を変えた?というテーマ。

私も著者から贈呈してもらったり、
自分でも書店でみつけて買ったり、
アマゾンやセブン&ワイで注文したり。
いろいろな大富豪本や成功法則本を読みます。

読書すると、最近ベトナムに注目している人はマネー界に少なくないことや
ハードワークが成功の礎になっているケース
「この人はこれで成功したんだな」というヒント
などの発見があり、プラスになっています。
詳細はイーウーマンでどうぞ!
さて、スパの特集「株の予想屋ランキング」。
昨年の飛鳥新書の「当たり屋は誰だ!」の時もそうですが、ランキング・トップの人とどん尻の人はしょっちゅう入れ替わります。
知人のミスターストップ高さん、フィスコのミスター窓明け氏も今回のスバではイマイチ。

私はいずれの集計でも中間層にいて、飛鳥新書の時はたしか9%台(カレンダー銘柄までカウントされているのにびっくり!)、スパでは雑誌発売日から半年間で7%台。

この手の集計でトップになれればそれはそれでうれしいですが、この業界で長く職業人として生きていこうとすると、まず第一にさまざまな理解力、行動様式の投資家をいかに大損させないか、ということを主眼に銘柄選別を意識するようになります。

ランキングでは発売日に発売後すぐに迷いなく株を購入。
その結果を集計していますが、現実にはそんな投資家ばかりはいません。

講演会で紹介した銘柄を上がりきった一年後に「買いましたー」という驚きの投資家もいるし、上昇するまでは「上がらない」と文句ブーブーで上がって利食いタイミングなのに「買い増ししました」とニコニコして報告に来る投資家もいます。

そんな投資家も含めて、雑誌という目に見えない読者の誰がいつ買っても「ま、この銘柄なら上がらなくても持っていてもいいや」とか「上がったけど好きな銘柄だから利食いは自分で決められる」という銘柄を薦め続けること。それが株式評論家としては長続きするノウハウといえます。
外れれば2ちゃんねるなどにそれこそ何年も昔の話を蒸し返してくそみそに書かれます。投稿者が実際にその銘柄を買っていなくても、外れただけでくそみそ。
株式評論家だってアドバイザーだって人間。みんなくそみそに書かれて傷つく。
それに自分の見通しで人に損害を与えたことのダメージで一番こたえているのは本人なのです。
世に名前を出して仕事するということは、名前のない、つまり社会性を持たない人からの批判という名の怨嗟に耐えることでもあるわけです。
(ただ、今のネット社会はちょっと前と状況は変わっています。驚くほどの技術進歩でリサーチが可能になって来ました。誹謗中傷が過ぎると刑事罰や民事で戦うことは可能です)。

そうしたことにも耐えて守り育てる必要のある投資家は果たしているのだろうか?
投資は自立した人が実践すべきもので、アドバイザーはそのナビ役としてお手伝いをするだけでよく、ずっとずっと水先案内人としてい続けることは果たして正しいことなのか?
そんなふうに最近は考えます。
万人受けを狙う時代でもなくなっているのではないかと。

時代に合った仕事のやり方を検討中でいっそ、投資家としてやっていく手も今の時代ならいいかもなと。
ハッピーリタイアメントって50歳からという意見もあることだし、四捨五入すれば私もそういうことを考えてもいい年だなと。
水商売の帝王が言っていた。店でお客に頭を下げ続けて、もういいやと。どんなにお金をもらっても、もうイヤといって引退したことを思い出します。
その時は「もったいない」と彼の引退を残念に思ったけれど、今ではホントによく分ります。
人の金儲けのためにこんなに命を削って仕事しなくても、自分のやりたいこともいっぱいあるしなと。おっと詳しくはイーウーマンでね!

by yoshi-aki2006 | 2006-10-25 19:29 | シンキング | Comments(0)  

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