商売のコツ

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レストランに行くとこんなふうにちょっとした生花がテーブルの上に飾ってあることがあります。
物知りの方に教わったのですが、旅館やホテルを一流かどうか見極めるには生花を飾ってあるかどうかが決め手になるそうですね。

生花はとても手間のかかるもの。花瓶の水を取り替えるのをまめにしなければなりません。水を替えたら、元の美しいいけ方を再現しなければならず、それが分るのはとても質の高い働き手なので、結果的に一流ということになるのでしょう。

そんなテマをかけてもちょっとした生花があるととてもいいですね。人の気持を癒してくれます。
このアレンジはクリスマスでもお正月でもあいそうな気がします。

先日、ビルの中に見当たらず、店を閉めたのかなとちょっと寂しかった花屋さん。この生花はそこの品で通りに面した大きな店舗に移転して繁盛していました。

移転前、そこは、高級ブティックでした。
NHKがワーキングプアーの問題を取り上げたり、格差について書かれた本が相次いで出版されて話題になる今日。
特に女性は離婚や転職がワーキングプアーになるきっかけといわれます。

マダーム御用達というかちょっと水っぽい服が飾られていたブティック。
高度成長期の匂いを底辺に感じさせる、やたらときらびやかな服・・・。オフィスというより、社交場で着るような服。
そうした服を買う女性達が過去にたくさんいて、今はいなくなったのかな?
あるいはもっと別のアイテムの服に流れていっているのでしょうか。

この花屋さんがある界隈はビジネスウーマン、マダーム、自由業、派遣などの形態で働く女性がたくさんいます。
そんな人たちが心の潤いを求めて、ちょっと花を買いたいというニーズにしっかりこたえている点がここの店のオーナーやスタッフのマーケティングのうまさでしょうか?

by yoshi-aki2006 | 2006-12-11 18:13 | ビジネス | Comments(0)  

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