若い世代に贈る言葉

「お母さんのお年はいくつですか?」と教室一杯の女子学生に聞く。
「えーっと4×歳だと思う・・・」と教室のみんなが口々にこたえてくれる。
みんなのお母さんは私より若い!

今日は娘の世代といってもいい若者たちに向けての講演だった。
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四捨五入すると50歳の私の人生を40分間に圧縮して話すのではしょりまくったが、伝えたかったことは
「自分の座る椅子は必ずある。自分を信じて今をがんばって欲しい」
ということ。

自分の未来を信じてがんばりなさい。
私は残念ながら、親からはそうした言葉はもらわなかった。
親は常に「過去」と「今」で一杯一杯で、未来に対して不安を感じていた。暗中模索の人たちだった。それは戦争を体験し、焼け出されたり、世の中が激変し、翻弄されたこととは無縁ではないだろう。親はただ、今を必死で生きることしかできず、未来を信じてがんばりなさい、という言葉を口にすることはなかった。

私は若い世代にその言葉を贈りたい。
自分の座る椅子は必ず見つかる。そして、未来を信じてがんばりなさいと。
教室の中の女性の中から大臣、いや、総理が出るかもしれないじゃない?
というと「ウワォー」とみんなの笑顔がはじけた。
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by yoshi-aki2006 | 2007-06-12 03:49 | 感謝 | Comments(0)  

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