株がホントにうまい人

株式市場を観察するようになって25年たちます。
その間、いろんな投資家の戦いぶりを拝見させていただきました。
まず、個人投資家は途中で儲かった時期があっても、大多数が大損をしています。
機関投資家にも戦績が振るわないケースがありますが、
機関投資家は野球のピッチャーと同じであまりにひどいと監督から選手交代を言い渡されます。

この25年の私の見聞とこのブログでもご紹介した「ジェシー・リバモア」の伝記に代表されるビックトレーダーの例を見ても分るように、株式投資はやればやるほどお金と労力を突っ込んだ挙句に結果は損ということが実に多いというのが私の結論です。

私の知る「確かに勝っている人」は二人だけです。
1人は竹田和平さん。
二人目は澤上篤人さん。

個人投資家はこのお二人のやり方を学ぶべきです。
竹田和平さんはインカムで株をとらえる
澤上篤人さんは今の納得で売り、今の不納得に将来の納得を想定して買う
好きな株、応援したい株、5年、10年後も存在していると思える株、なくなっては困る株を買う
下がれば買い増しし続ける

株はリスク資産なので、買えば「上がる、下がる、持ち合う」確率で均等すると三割三分の世界です。しかもこれが大局、中局、小局と場面ごとに変わるのだから買えば誰でもが儲かるように思えるのは全くの錯覚です。

為替のデーラーとして名だたる人の個人部分の運用は高金利通貨の買い持ちと聴いたことがあります。デーラーとしてスキルを持っている人でも個人の運用は「買い持ち」。この事実を厳粛に受け止めるべきでしょう。
デーリングは難しいものなのです。

今こそ、勝つ投資をしなければ市場という砂地にお金を吸い取られ続けます。

by yoshi-aki2006 | 2007-08-12 09:56 | マネー | Comments(0)  

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