忘れんぼ状態

「木村さん、ヒマ?」
「うん、大丈夫だよ」
「へー、じゃ、××しない?」
「いーよ」

てなことで遊びに興じる。そして、「たまにはデパートでも行ってみるっぺ」とお出かけする。
電車の中で読みたかった週刊誌などを読んで、「あー、幸せ幸せ」と自分時間に浸れる幸せをかみしめる・・・。

と、そのとき携帯が。
「あのー、お願いした原稿はいつかきあげていただけるんでしょうか?」

途端に体中に電流が!

「アッ!!!!! そうだった! 頼まれ原稿があったんだ~」
あたふた、あたふた、と仕事机に戻り、原稿をうちまくる。

と、また、別のある日。出先に見覚えのある大判の手帳が・・・。
えっ? なんで私の手帳が出先にあるわけ?

あ、そーか、さっき「ちわー」とこの事務所に来て、ちょっと電話と手帳を出して、そのまま、
「やーやー」と出迎えてくださったかたと応接間に行き、で、戻ってきた先に手帳・・・ということなんだ。すごい、ど忘れ状態。何、この「頭うに状態」は?

「いそがしすぎるんだっぺや」「いや、暑すぎるんだ」「いや、もうろくしてきた?」
と「うに頭」はチヂに乱れ、ボー然とへたりこむ。大丈夫か?

また別のある日。秋発売号のために炎天下、秋スーツを着て、茹蛸のような赤い顔して道を行く私・・・・。手に持っているものは何?

あら、やだ。マンション1階のゴミ置き場に置くはずのゴミ袋を持って歩いているんだわ!

仕方なく、引き返し、ゴミ捨て主婦化する私。
大丈夫か?
とそこに、ご近所さんが。
「おあついわねえ」「はあ、もはやここは地球ではないですね、火星っす!」
と返して、うん、そうだ、私も火星人になろう、と居直る。
もう、立派に「うに頭星人」化しているのだから、あと3回くらい、「木村さん、原稿!」「わっ!!!」と全身通電で突然変異すれば、なれるかも?

by yoshi-aki2006 | 2007-08-22 14:07 | シンキング | Comments(0)  

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