北方謙三 望郷の道
2007年 12月 19日
前の堺屋先生のは登場人物の名前が覚えられず挫折。
その前でしたか、渡邊先生のは「お前たち、朝っぱらから人様になんという姿をお見せしておるのじゃ! 日経新聞を読む就職活動中のとりわけ女子大生らの気持を考えたことあるのか」といいたくなるようなシーン続出で「そりゃ、売れない作家と美貌に恵まれながらフツーの主婦という組み合わせなら、こういうことをするしか楽しいことはないわな~」と思えてきて、小説世界に没頭できなかった。
それが、北方先生のは久しぶりに血湧き肉踊る!
「そうともよ。そうともよ!」といちいち登場人物のせりふに共感する!
特に女将さんは私の分身だ。
「喧嘩(でいり)ばい。刀ば持たせるとぞ。あたしも行くけん。行って、遠野の首ば打ち落としちゃる」(日本経済新聞2007年12月6日 北方謙三 望郷の道 119回より)
きゃ~~~!
女将さん、カッコよすぎ! そうとも! そうとも! と私は若い衆の1人になって着物の裾を割り、後ろをふんどしにはさんで加勢するいでたちになる。そして、掃除していたモップを刀に見立てて、構えのポーズをとるのだ~。
北方さん、は、はやく次回を私にだけでも教えて~!
by yoshi-aki2006 | 2007-12-19 09:02 | アンテナ | Comments(6)
女将さんの凛としたところが好き。
ホント、女将さん、愛する人をどんな気持で待っているのでしょうか。
考えると切ないです。
森光子さんの履歴書は感慨ぶかいものがありますね。
88歳でいらっしゃいましたか。定かには存じませんが、
私の約、倍の人生を生きていらっしゃるわけで、
いろいろな示唆も受けます。
今は肺病が発覚するところですね。
病気になっても復帰できると励まされる人もたくさんいそうです。