ミシェラン日本版のその後

本屋に行くとミシュランが積み上げてあります。
誰も買っていません。
立ち読みさえもしていない。クリスマス、忘年会ニーズに当て込んで出したであろうあの企画で買うべき人は買い終わり、後の人はその手の店に行かなくても、別に
かまやしないって人々だからでしょうか。

「売り切れ続出」
「店のシェフがどうした、こうした記事」
はこの本を売るための手の込んだ宣伝?だったのかもしれません。
かくも私たちは「売れてるもの」「話題のもの」に飛びつくよう、飛びつけよ、飛びつくだろうと仕掛けられているように思います。

そんなに単細胞と思ってくれるなよ?

へそ曲がり路線が好きな私は美容院のお待ちタイムにあの手の本を見ることはあっても自分からわざわざ買おうと思わない。
その店をミシュランに教わらずとも、そもそもなにげに使っていたというのがオシャレなのであって、流行、話題に乗り遅れまいと必死な形相を何気ない小金持ち顔の下に隠した人と同じになりたくない。
そんな人と席を同じくするよりは、舌の確かな尊敬する人に文士が愛した何気ない蕎麦屋を教えてもらい、蕎麦がきでもひっそり食べていたい。
とはいえ外国に旅する時はどこに行っても「おのぼりさん」なのでその手のガイドブックは必要かも。
日本にいながらにして「おのぼりさん」を標榜すればすっと入っていけるのかしらね。本の世界に。

by yoshi-aki2006 | 2007-12-24 11:09 | ライフスタイル | Comments(2)  

Commented by ココナッツ at 2007-12-26 01:41 x
ミシュランにのっているお店はいいところもありますが、できて、3年以内のお店が多いとの話です。
西麻布界隈を徘徊する知人にいわせると、少なくとも5年はたった店でないと、味が一定にならないとか・・・
なので、ミシュランにのった店はあと、2,3年は行かないそうです。

かくいう私は、気楽に食べれる雰囲気と味とお値段がつりあった所しか行きたくはありません。

Commented by yoshi-aki2006 at 2007-12-26 18:15
ココナッツさま

私の愛するSシェフのRも昼間行ったとき一度むちゃくちゃまずかったことがありました。Sシェフでなく昼間担当修行中氏が作ったゴージャスランチだったのですが、その人の場合、フツーのランチのわうが安定した味を出せたみたい。
で、店のマネージャーが「ランチの味が安定したと思ったら、やめてっちゃうんです。彼も今日で上がるんです」と。
その最後の日にまずいゴージャスランチを頼んだ私って見事に不運なヤツだなと自嘲したのですが、ホントにおいしい店は心ひそかに通いたいものですよね。ココナッツさんのお知り合いはきっととても食通さんですよ。いいお友達をお持ちですよね。

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