ちょっとした幸せ
2007年 12月 24日
相手の人の話をちゃんと聞き、受け止め、そして対応できれば。
そうしてあげれば相手は落ち着き、「この人に話してよかった」「逢ってよかった」と思う。
これまで私はそういう人に惹かれた。
そういう人に憧れて生きてきた。そういう人を探して歩いてきた。
ある日、ある人と会っていたときのこと。
たわいもない話をしてそろそろお暇という時間になった。
その時、話していたのはホントにたわいもない話だった。
でも、その人は楽しそうに話していた。
私はふーん、そんなこともあるんだ、という程度に聞いていた。
でも、帰り際、「ありがとう。今夜はこれでぐっすり眠れる」と言われた。
「?」と思ったけれど、その人はたわいもない話をしたかったんだな、そしてそれを聞いてくれる人が欲しかったんだなと気がついた。
そんなことでよければ、いつだってと思った。
世の中に仕事で出て行くときはビジネス、ビジネス、ビジネスの話ばかりだ。
お金儲け、成績、成果、首尾よく運ぶには? より動員をかけるには? より目立つには?
人を出し抜き、蹴散らし、自分がいかに優秀ですばらしいヤツかを示すノウハウの競い合い、たいした取柄も魅力もない商品や似たもの同士がより相手より売れるために駆け引きやちょっととしたトリック、ズル、媚をまぶしたコテコテ、みえみえな
そんな話ばかりだ。
自分に得にならない話など誰も聞いてくれない。
その話を聞いてくれたあなたにサンキュー。
その人は気分よく帰って行った。
私はそのことに気ずかされてサンキューと思った。
by yoshi-aki2006 | 2007-12-24 23:13 | シンキング | Comments(2)
(いつも楽しみに読ませていただいております。書き込みが少ないので、なるべく遠慮しなければとおもっているのですが、気持ちを伝えたくなってしまいました。)
コメントありがとうございます!
いえいえ、ホントに遠慮などご無用です。どんどんいろいろ書いてくださいまし♪
ちなみに私は家族にあまり話しを聞いてもらえませんでした。
ずっとそんなもんか、と思っていたのですが、
話を聞くということは大切ですね。
人との出会いでそういうことに気がつきました。
ありがたいことです。