権力の病

日銀総裁って一体誰がふさわしいの?????
という見方の一方で「私がなりたい」という人はどれくらい居るのでしょうかね?

多分、一杯居るんだろうなー。
お金を払ってもなりたい人もいるはずだ。

ボランティアのような「会」でも「会長」になりたい人って結構いる。
「うちの主人、また、マンションの管理組合の理事長引き受けちゃったのよ」
と知り合いの奥さん。

「えー、あんな面倒くさいこと?!」
「そうなのよ~。でも、好きみたい」
「まじ?」
「なんかの長になるのが」
「へーッ?」

そこのご主人は中小企業の専務をやって子会社の社長をやって、ボランティアの会の会長もやってのマンション管理組合の理事長もやるってわけ。

ま、もうそろそろ退職だし。
なんの肩書きもない「ただのオジサン」になるより、「理事長」「会長」ってのはいちおう、誰かが頭を下げてくれるし、関連の話の時に一番に報告を受けもする。
ふーん、「ただのオジサン」回避には格好かも。
こういうのが「権力の病」の根っこにあるのかも。
市会議員の選挙活動を撮影したドキュメントで議員候補の男性が「選挙に落ちたら無職で無一文だよ」と妻にポツリと漏らすシーンがあった。
そこまで賭けて取りに行くものなら、まだしも。
「なんでアンタが」って「長」はイナクナッテ長~。

by yoshi-aki2006 | 2008-03-20 22:49 | ライフスタイル | Comments(2)  

Commented by ココナッツ at 2008-03-22 14:51 x
そう思うと細川元首相って、不思議ですね。

今は、芸術家で、書を書いたり、焼き物をしたりしてますね。
ああいう生き方は、うらやましい。
逆に、定年後の方に
やたら名刺に「○○の会会長」「××理事長」「元△△企業部長」
なんて書いてあるのをもらうと、哀れさを催します。

かっこいいおじさんは、やたらに名刺をくれません。
ここ一番というときにしか、くれません。
Commented by yoshi-aki2006 at 2008-03-22 20:08
ココナッツさま

何枚も名刺を出すのは「?」ですね。
西郷隆盛は役職につくのをなるだけ避けたと聞きますが、小人は役職、肩書きにこだわる、といえるかもしれません。

ある種、ブランド信仰と似ていますね。
役職にこだわること自体、ヒエラルキーの奴隷という気がします。

<< 木村佳子のイーウーマン・サーベイ  日本の成り立ち >>