島村麻里さん、ありがとう!
2008年 08月 30日
死んだら、「自分ちゃん」のうち肉体だけがなくなって「魂の自分ちゃん」が自由に浮遊する世界に移行するもんだとばっかり、ずーっと思っていました。
でも、それって違うよ。
そう思えてきたのです。
死後の世界は「私」からの解放。
つまり「私」という小さな世界で物事を見たり判断したりアクションしたりの終わり。
死後の世界はだから「私」なき世界。
私のいない世界。それが死後の世界。
もしも、「私」のいない世界にも生きたければ何かを残さなければならない。
子供。
業績。
システム。
作品。
それでしか、死後の世界には生きられないことに最近気がついたんです。
さて、昨日。
人から「島村麻里さんがなくなったよ」と聞かされました。
もう、数年お会いしていません。
でも、ずっと気になっていました。
彼女の生き苦しさとの戦いに私は何度も救われる思いを感じました。
苦しいのは私だけじゃないんだ。
彼女はそれを教えてくれた人。
まじめで、なんでも精度高く、きっちりやり遂げる人でした。
きっちりしたことができなければ、ひもじくても駄文を書いて「原稿料泥棒」のようなことは絶対にしなかった。
その自分のまじめさ、厳しさに苦しみぬいた人だったと思います。
彼女の葛藤を見て、私は自分のアバウトなところを肯定できたり、いろいろ考えさせられることが多かった。
元気の塊みたいに見えて、手と爪の格好の繊細さに何度はっとしたでしょう?
そのことも彼女は辛かったと思う。人一倍女らしく、傷つきやすく、繊細だったのに、
外見は見知らぬ荒れた土地をジープで走り抜けるタフな人に見えた。
あなたはたくさんいいものを残してくれました。数々の本。そして、人。
以前、私にこんなうれしいことを言ってくれたことがありました。
「木村さんのこと、人に言ってもいい? 彼女が経済キャスターとして世の中に出て行くきっかけを作った一人が私だって。彼女の番組を私が最初に作ったんだって人に言っていい?」と。
島村麻里さんの死後の世界に私は今、
一人の経済・株式評論家として生きています。
あなたの作品の一つです。
あなたの名前に恥じないようにこれからもがんばって世に経済・株式の知識啓蒙に務めます。
島村麻里さん、安らかに。ありがとう。
お疲れ様でした!
by yoshi-aki2006 | 2008-08-30 14:56 | 感謝 | Comments(2)
もう一つA子ちゃんならお分かりかと思いますが、昨年マミちゃんも40歳の若さでなくなりました。ニューヨーク勤務で疲れたのかなあ・・・。シムやんも現在闘病しています。ホームページからメールが送れるのでまた近況を知らせてください。
私は行けませんが、お教室のみんなが近々、そちらにレッスンツアーに行きます。なにかつながりがあるといいですね。
ではではお元気で。A子さんのご活躍をお祈りしています!
コメントくださってありがとう。