アルコール依存症について
2006年 02月 25日
「えっ? 一回でも酒乱?」
ずいぶん厳しい規定にびっくりだが、たとえば酔うと猥談など人を不快にさせることを口にしたり、触り魔になったり。あるいは飲食の席では常識人として振舞っていても、家に帰って「うるせー」などと家族に暴言を吐く。酔うと弾みで心が伴わない異性関係を容易に結ぶ。こうした行為はよく見聞することだが、医者から見ると酒乱に分類されるものだそうだ。
本人はそのときの行為をまったく覚えていないことが多く、周囲から顰蹙を買っていることにも気がつかない。そして、次第に良質の人間関係を喪失していく。孤立してさらに酒に依存する。
金曜日の夜などの電車に乗ると酩酊している人とそうでない人の行動が明らかに違うことがよくわかる。自分はしっかりしているつもりでも実は相当酔っていることを疑ったほうがよい。普段ならありえないシチュエーションで転んだり、大切なものをなくしたり。酩酊して判断力が翳っているからだ。
そういえば「優秀な政治家はタバコを吸っても酒はけっして飲まない」と聞く。
「酒の席で油断して余計なことを言ったり、異性問題を起こしたりして、それが命取りになる怖さを知っているんでしょう」と政治家ウォッチャー。
ストレスの多い職種なだけに酒に酔って押さえ込んでいるもう一人の自分に豹変してしまうのを自戒しているのだ。
そういえば優秀なアナリストも酒を飲まない人が多い。
酒量が多いと、3日くらいむくむし、酒でビタミンBが消失し、節々が痛んだりする。すばらしい明日のために、たまの晩酌で品よくたしなむ程度の酒量を守りたいものだ(木村佳子)。
by yoshi-aki2006 | 2006-02-25 23:37 | ライフスタイル | Comments(2)