個人投資家向けIRフェアなどのヒントを企業IR担当者にお話しました

個人投資家と企業の出会いの場の一つといえるのが日経新聞社、東京証券取引所、野村證券などが主催している個人投資家向けIRフェア。

こうしたイベントに企業が参加しようかどうしようかと逡巡されてご相談を受けると「それはぜひ、ご出展されるといいですよ」と私は答える。

なぜならフェアはコンタクト・ポイントとして個人投資家との出会いの場が無条件に与えられている。それは大いに活用すべき。

企業のメリットだけでなく、個人投資家にもメリットはある。株主総会なら株主しか参加できないが、IRフェアなら株主でなくても参加できる。会社のトップの話が聞けたり、展示されてある製品を見たりしてとても見識が広がる。

しかし、参加するだけで個人投資家がすぐさま増える思うのは早計だ。やはり平行して地道にIRを続けていくことが必要。

フェア参加だけで個人投資家向けIR活動を捕らえるのは曲がり角に来ていると思う。というものすでに多くの企業がイベントに参加し、イベント参加はゴールでなくスタートラインになったからだ。まず参加、出展がスタートライン。
そして、それに続くアイデアを出し続けなければ個人投資家に愛される企業にはノミネートされにくい。

自分で身銭を切ってリスクをとりにいく人は基本的にみんな気持ちのいい人ばっかりだ。
そんな投資家に真っ向まっとうなIRはきっと通じる。大変だけど企業の方はがんばって欲しい。

個人投資家はちやんと見ているから大丈夫。

by yoshi-aki2006 | 2008-12-18 01:23 | アンテナ | Comments(0)  

<< 木村佳子のネットセミナー オン... 円が87円台ですねえ・・・ >>