1998年大蔵省ノーパンしゃぶしゃぶ事件と株価
2018年 04月 18日
政権はリクルート事件さながら、次々と不祥事によってボデーブローが効いてきました。
まったく、いろんな意味で嘆かわしい限りです。
さて、天下の財務省に不祥事が続くと株式市場にもやがて効いてくる可能性がありますね。用心したいものです。
過去にも証券不祥事から大蔵省にも飛び火した事件がありましたので振り返っておきたいと思います。
そもそも前年に大事件がありましたね。
1997年11月24日 山一証券、自主廃業を決定
そして、だんだん、大蔵省、日銀にも飛び火していきます。
1998年1月26日、東京地検特捜部は大蔵省を家宅捜索
1998年2月 銀行のMOF担行員が旧大蔵官僚の接待にノーパンしゃぶしゃぶ店「楼蘭」(東京都新宿の歌舞伎町)を使って
いたことがマスメディアに暴露される。
大蔵省の官僚ら合計7名が逮捕、起訴
1998年3月11日 日銀証券課長を逮捕
1998年3月12 日 松下日銀総裁が辞意表明
当時の日経平均株価(チャートはゴールデンチャートより)

日本でバカげたノーパンしゃぶしゃぶ事件報道一辺倒だったとき、世界で何が起こっていたか?
アジア通貨危機ですよ。
アジア通貨危機1997年7月タイから始まりました。
アジア経済が大きく揺れたその時に日本は日銀、大蔵省不祥事でガタガタしていたのですよ。
いかに内省的な大騒ぎがバカげたことか、資産運用をする人ほど、気が付くべきですよね
もっとも愚かな大騒ぎが株の買い場を作ると考えればチャンスではありますが。
【追記】
名門企業の破たんの影に何があったのか? ~木村佳子の経済都市伝説 更新しました!
名古屋・大阪講演の資料の解説補助として「木村佳子の経済都市伝説の物価指数編」も併せてごらんくださいね。
木村佳子の経済都市伝説~物価編 ①
木村佳子の経済都市伝説 物価編 ②
▲ by yoshi-aki2006 | 2018-04-18 21:41 | シンキング | Comments(1)