2019年 04月 21日 ( 1 )

 

4月5日公開「バイス」・トランプ再選フォローの風にこの映画の意味



2020年アメリカ大統領選挙で再選の風が吹き始めているトランプ大統領。
著名な軍事歴史家のハンソン博士が上梓した「THE CASE FOR TRUMP」(トランプが支持されるこれだけの理由」みたいなタイトル)がベストセラー入り。
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本の中身はトランプ大統領は「エリートの事なかれ主義を無視して結果を出している」として、政治のマエストロ(名人」とまで評価したもの。
その証拠もたくさん出している点で単なるよいしょ本ではない点がポイントです。

トランプ大統領をアメリカ版モリカケ問題よろしくロシア疑惑で叩き続けた反対勢力はロシア疑惑の核心であるロシアとの共謀説が潔白という結論になり、捜査妨害については「したかもしれないが実行に至っていないという点でこちらも白」ということで、それだけの理由で潔白という結論が出たのに、報告書にこじつけと叩き続けるには限界があると思います。

「ならば・・・」ということでしょうか。

共和党ブッシュ時代の副大統領、Dick Cheney 氏を主人公にした映画をぶつけてきました。
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4月5日公開のこの映画。さっそく観てきました。
が、要するにオバマ再選前に作られた「大統領の料理人」
「大統領の執事の涙」よろしく、民主党のプロパガンダ映画ですね。

確かにDick Cheney 氏についてはいろんな見方があります。

世渡りのうまい方であり、錬金術師であり、成功者であり、誰からも何も言わせないという点ではすごい人物です。
そんなにいろいろ批判するなら「自分でやってみなさいよ」と言えるだけ十分出世した人であり、その出世の道筋をつかむ嗅覚たるやすごいものがある人だと思います。

タイプは違えど、アメリカ版の竹中平蔵さんのような存在感の方といえばわかりやすいかと思います。

通常は能力があってもうまくそれを使いこなせず、平凡な幸せを得て「ちょっと物足りないな」と感じながらも「これで十分だ」と満足して終わってしまう平凡な人々と違って、Dick Cheney 氏は「いや、待てよ。こうすればいいじゃないか」と問題解決しようとする。そして実行、実現させていく行動力があったわけですね。

それにしても、Dick Cheney氏を主人公にして、この映画を作った監督と脚本家とプロデューサーの共和党嫌いの濃度はかなりすごい。
まるでロシアンゲートが白でトランプ攻撃が不調なら
「ペンス副大統領がまともなんだから、トランプ政権はOKだ」と思っている人に対して、
「ブッシュ時代の副大統領チェイニーはこんな人だったんだよ」とバイスプレジデント、副大統領に注目したこの映画によってペンス副大統領は大丈夫なのかと疑念装置を仕掛けている。

しかもFOXニュースこそフェイクだ、目くらましだという暗喩まで使ってる。

さらに念入りなことに役者は稀代の詐欺師を描いた「アメリカンハッスル」のゴールデンコンビが務めている!

「何しろハリウッドは民主党寄り」と言われることにも伏線を張っている。
そういわれることも見越して「リベラルのにおいがする!」という批判にも先手を打っている。

ここまで共和党嫌いが徹底していると「いやらしいさもマグナム級」で称賛に値する。
何故そこまでトランプ政権叩き? そのエネルギーこそ不思議です。
これは日本のNHKにも言えて、トランプ大統領をまるで怪しい人のように印象操作する報道ぶりにはすごく不思議です。

さて、見るべきものはほかにもあって俳優クリスチャン・ベールの徹底ぶりには魅せられます。まだ45歳ということですが、なり切っているので迫力満点です。
そして、どの役者も清水ミチコさん、コロッケさんもびっくりなほどそっくり。

ラムズフェルド役のステーイブ・カレル氏、ジョージ・W・ブッシュ役にサム・ロックウェル氏など本当に見ごたえのある化けっぷりでした。

採点するとすれば「あまりに民主党のプロバガンダ臭がしていて鼻につくものの、作品として楽しめた」という点で75点。
マイナス25点にしたのはまずジョージ・W・ブッシュ氏のお母さんの気持ちを込めて。
息子をあんなふうに描かれたら母親は「冗談もほどほどにしてもらいたいわ」と怒りたくと思います。
私はジョージ・W・ブッシュ氏はみんながいうほどバカじゃない、と思うのですが。
そんな程度の人がアメリカ大統領として8年間も務められるわけがないと。

それとオバマ大統領を聖人のように位置つけている点が不思議だからです。
今も人気のあるオバマ夫妻ですが、その時の8年間が今の米中問題に発展していることを思うと、共和党も反証映画を作ればいいのに、と思います。

もっともアメリカ大統領は「すべてのシナリオメイキングが完成した後、キャラクターを決めていくのだろう」と思います。その点ではブッシュ氏もオバマ氏もトランプ氏もよく努めていると思います。


「何もしないで、なりあがった人の批判だけはたけている」人種と
「誰が何と言おうと結果を出していく」人と。

どちらが尊敬に値するか、問い続けたいテーマですね。

というわけでトランプ氏について書かれた本について触れた動画はこちらです。
トランプ氏再選にフォローの風 木村佳子の経済都市伝説最新号です。

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ぜひ、ご覧くださいね!

5~7月は講演がたくさん予定されています。
東京では6月12日西新宿のごきげん出版セミナールームで開催です。

5月16日は大阪に伺います。
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詳しくは木村佳子の最新スケジュールでご確認くだいませ。

よろしくお願いいたします!


by yoshi-aki2006 | 2019-04-21 07:45 | アンテナ | Comments(0)