2019年 04月 23日 ( 1 )

 

高齢者の車運転が怖い理由~耳が遠く、視野が狭く、場面転換時に判断力が落ちる

「道路をフラフラ走っているバイク。危ないなあとよく見たらオヤジだった!」
と弟。
彼はすぐ、いつまでもバイクに乗り続ける父を説得し、鍵を預かりました。
自動車は65歳で手放していたのですが、バイクは大好きで70歳になっても、近隣の県道から都内まで走って我が家にも来ていました。
「お父さん、危ないよ」といっても
「平気、平気」と言っていましたが、弟が見たのははた迷惑な蛇行運転をしているオヤジのバイク姿。

「もう、乗らないで」と弟に言われて、バイクの鍵を差し出すときはちょっと不服そうだったと後で一緒にいた家族から聞きましたが、
「危ないから。人に何かあったらどうするの?」
と説得されてしぶしぶ従ってくれたのです。

「せめて自転車くらいは必要だ」と言うので、様子を見ていたら、何回か、どれが自転車のカギかわからなくなったということでしょんぼりして帰ってきたので、自転車のカギも預かることに。

そのうち、散歩やゴミ出しの際、道でよくすっころぶようになり、
ある時は眼鏡をかけたまま地面に顔をしたたかに打って、額に裂傷を負ってしまいました。

買ったばかりの新幹線の切符も落としたりと「以前はそんなことなかったのに」ということが続きました。

そんな父の老い方に当時は「まったく、どうしたものかしら」と思ったものですが、
だんだん、何人も知っている人がそうなっていく・・・。

先日、あるコンサート会場で近くの席のシニアが「今、司会者の人、何か面白いこと言ったの? よく聞こえなかった」と話されていました。
司会者がジョークを言ったのに反応がいまいちだったのでどうしてかな、と思ったのですが、会場の高齢者の方には聞き取れなかったようです。

かように体がかつてとは違ってくるわけで、耳も目も悪くなり、視野が狭くなる。それはすなわち頭にも言えることになるわけですね。

その結果、場面転換したときに無力になってしまう。
何をしたらいいかとっとさの判断力が鈍る。ポカーンとしてしまう。
違う文脈のところに入ると、きょとんとしてしまう。

ということは、やっぱり、高齢者になったら自動車の運転は難しい。
場面転換できよとんとしていては大事故になってしまいますよね。

車の維持にかかる費用をタクシー、公共交通手段の利用に回して、できるだけ自動車は早めに運転をやめたほうがいいと思います。
判断力が衰え、とんでもないことをやらかす前に早めに手をうちたいものですよね。

ちなみに高齢の親が自動車暴走などの事故を起こすと刑事事件化し、被害者の方から民事訴訟を起こされて慰謝料請求なんてことも起こりえます。

悠々自適に余生を送るはずだった親が交通刑務所に収監されて、残された家族は民事訴訟で被害者に莫大な慰謝料支払い義務が生じ、相続財産があっても消失ということになりかねません。

そんな車がそここに、と考えるとホントに恐ろしい。
先日も歩行者信号が青なのに、車がスーッと通過していきましたもんね。
信号が青になったからってうかうかしていられません。信号を認識しないで突っ込んでこられたらどうしようもありません。

身近な日常的な脅威ですよね。
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by yoshi-aki2006 | 2019-04-23 09:28 | 人間考察 | Comments(0)