粋の研究 2

「年をとったらこんな女性になれたらいいな」
と思う一人にC子さんがいる。
水戸黄門様の女性版のような彼女と時々お目にかかるのがとても楽しみだ。

滝の流れるラウンジでひとしきりお話が弾んで
「お食事でもいかが?」
とその日も誘っていただいた。喜んでお相伴させていただいたのだが、
入ったお店でお料理を選ぶと、支配人みたいな方が
「ただいま、こちらのコースをお勧めさせていただいております」
と私たちが選択したのより三割ほどお高いコースを熱心に勧めるのだ。
「じゃ、それで」
とあっさり、応じたのだが、とても「星3つです!!」とはいえないような内容だった。

お互いに相手をおもんぱかって、
「えっ? あの料金でこの内容はないわよね???」との心の動揺を見せないように食事したのであるが、一皿一皿に、「あららん???」とC子さんも内心思っておられるな、というのは感じた。

さて、C子さん。
お支払いの際に、
「たしかに最初に選択したコースとは違うお勧めコースをいただきましたが、内容をお間違いになったのではございませんか? とてもさっぱりしたコースでしたわ。あの内容であのお値段はありませんわよね。きっとお間違いでしょう」
と静かな口調でおっしゃった。
すると相手もさるもので、最初はきょとんとしていたが、
「大変申し訳こざいません。手前どもがコースを間違えました。大変失礼いたしました」
と応じて、最初に選択した料理の値段で支払いは無事に済んだのだ。

いやはや、やるもんだなあ、と私は改めてC子さんを見直した。
私ならこうかっこよくは決められなかったろうな。
小柄で物静か、お年を召していてもモーゼのように道なき場所に道を作ってすいすい渡って見せる粋な女性である。大いにお手本にしたいものだ。

# by yoshi-aki2006 | 2006-04-03 00:32 | スタディ | Comments(0)  

お金の運用に通じる服の話

時々、自分で生地を選んで、洋服を作ってもらう。
オーダー料金は既製服を購入するのと比較して若干高めだ。
仮縫いはナシで出来上がりは注文してから約2~3週間後。

さあ、晴れて注文した服とご対面となるわけだが、期待以上の作品が出来上がっている割合は四割。あとは奇妙奇天烈なものが出来てくる。

理由の多くは、そもそも生地に合わないデザインを注文していること。
ブラウスに向く生地でスーツを作るとライトの下では下着がすけすけというようなことが起こる。
バイヤスで裁断したほうがきれいなシルエットになる生地、バイヤスだとごわごわした質感が目立ってしまう生地。生地によって的確な指示を出さなければならないがその経験が私に足りていない。そういう失敗作もある。

次によほどの達人でないとうまく仕上げられない繊細な生地を選び、あまり器用でない縫い手にあたるとこれも満足のいかない作品になる。

ダーツは体の曲線に服をフィットさせるために必要なものだが、作り手は「オーダーなんだから、長く着られるように」とか「自分の体からして、これくらいの量だろう」と頼み手の体に聞かずに自己判断することがある。これが仕上がりに響くことも多い。

口頭で念を入れて説明し、見本も持っていったのに、縫い手に伝わっていない。
頼み手、取次ぎ、実際に縫う人。
人間が三人介在すると最終的に違った話になることを思い知る。

しかし、こうしたことはよい経験になる。
いくら説明しても相手に伝わらないことがある。このことを知るのは重要だ。
生地に向いた最適なデザインは? これもいずれもう少しわかるようになるだろう。

稀にお直しナシ! ということがある。すると取次ぎの方は心から喜んでくれる。あまりうるさいことを言わず、取次ぎの方を喜ばせてあげる大きな気持も必要だ。

オーダー服の難しさを体験して素敵な既製服の背景を知る。素敵な既製服はそれこそ私がオーダー服で味わう「こんなはずでは・・・」という経験を山のように積んだデザイナー、プロデューサーが「これぞ」と吟味した作品を現場に投入しているのだろう。
よい既製服選びは金融商品選びにもつながる。
オーダー服はお金の運用に通じる部分がある。
どちらもうまく付き合えるようになりたいものだ。

# by yoshi-aki2006 | 2006-04-01 11:04 | スタディ | Comments(2)  

鉄の女に!

髪の毛はスタミナの象徴で量が多い人は頑張りが利くそうな。
年齢とともに髪の毛が細くなることを考えるとうなずける部分がある。

髪の毛は二年位前の自分の栄養状態を表すとも聞くので
自分の食生活の反省材料にすることもできそうだ。

B子さんは色白でほっそりした体型。
とても高校生になる二児の母には見えない佳人である。

かねてから、きれいな人だな、と思っていたが先日ゆっくり話しをする機会があった。
時々、目の前を星が飛ぶという。
つまり、貧血気味でふらふらするらしい。
色白だと思っていたが、本人は「青いでしょう?」と気にしている。赤血球が足りなかったのか。

女性の四人に一人は筋腫持ちだという。筋腫があるとどうしても貧血気味になる。
貧血を放置しておくと爪がぼろぼろになったり、口角が切れたり、髪の毛が細くなったりする。
ひどいときは失神したりする。

フェロミアというよく効く鉄剤があるが、この薬と体質が合わない人がいる。また、お茶やコーヒーと一緒に飲むと薬効が阻害される。

豊かな髪の毛は鉄の足りている証で言い換えれば健康体であり、スタミナ充分という前述の説を裏付ける。

プルーンやほうれん草など鉄分の多いものをせっせと食べていつまでもカラスの濡れ羽色の髪、キラリンと光る強い爪、柔らかな口元を維持したいものである。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-31 10:30 | スタディ | Comments(2)  

3月29日は朔だった。地球から見て太陽と月が同じ方向になり、地球からは月が見えない。
この日はエジプトなどで昼の1時頃、皆既日食が観測されている。

この日、もしくは次の日から満月に向かって新しいサイクルがスタートするので朔には1日という意味もある。
キリスト教では一週間7日のうち一日を日曜日として祈りと休養にあてましょうとしているが、ヨガの先生には朔の日である新月とその対極の満月の日を休む人がいる。これは体験上、もっともだな、と思える。朔や満月の日を境にして体調が変わるのをしばしば実感するからだ。

株式市場では今年3月29日取引分から4月渡しになるので実質新年度入りの日にあたる。
29日は何かと重要なスタートの日だったわけだ。

気がつけば一年の4分の1は既に過ぎている。そして、春分の日、お彼岸も過ぎ、新月満月サイクルでは新しい日のスタートだ。
これから夏至、秋分の日、冬至と大きなサイクル、中規模サイクル、小規模サイクルの中で体調を万全にして歩みきらなければならない。
私の場合は、既にさんざん、彼岸餅を食べて体力増強に備えたことだし・・・(それにしても彼岸餅はとってもおいしかった~!)

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-30 03:21 | 時事 | Comments(0)  

NHKさん、いくつからお年寄りなの?

65歳の女性が怒っていた。病院にいったら医師が看護師に
「ちょっとー、このおばあさんに××してあげてください」
といったそうな。
「一体、誰がおばあさんなの? 失礼しちゃうわよ」

まったく同感である。気の毒に。
言われたくないわよな、赤の他人におばあさんだなんて。
じゃ、この医師はおばさんには「おばさんにさー、処置してあげてよ」
おねえさんには「このおねえちゃんにさー」とか言うのだろうか?
そんな失礼なことはいわないだろう。
おばあさんだけにそういうなんて、老人蔑視もいいとこだ。
私がその場にいたら言ってあげたよ。
「具合が悪くて病院に出向いているのに、これじゃ、よくなるものも悪くなりそうだ」って。

医師もいろいろだ。人気病院の医師たちは患者に対して言葉を選んで話しているが、言葉も態度も技術もぞんざいで荒っぽい人も確かにいる。

私はおじいちゃん、おばあちゃんという呼び方は親族しか使ってはいけない言葉だと思っている。
馴れ馴れしく赤の他人に使う言葉ではない。

人は他者が認識しているようには自分の年を認識できていない。
誰もが自分は年の割には若い、いい線いっていると思ってるものである。
本人が半値、八割、2割引、つまり3分1程度にしか思っていないことを100%以上に評価すると、こと、年齢の場合は怒りを買う。

テレビなどで、「お年寄り」とか「おじいちゃん」「おばあちゃん」と気軽に呼んでいるのを見聞するが、お年寄りっていくつからを言っているの? ニュースなどでもよくこの言葉を使っていて、気になる。
呼ばれている人は不愉快に思っているだろうな、と見ているこちらのほうがハラハラすることが多い。

特にNHKははっきり、いくつからの人を高齢者と呼び、お年寄りと規定しているのか、報道の現場、アナウンサー、視聴者にちゃんとした指針を示してもらいたい。
私は自分のことをビーエービーエー(BABA)、男性版はジーアイジーアイ(GIGI)と言っている。もちろん、一般的な呼称として採用されるとは思っていないが(当たり前か ぷっ)。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-28 20:47 | シンキング | Comments(2)  

芳香

ベランダに立つ。しばらくするとなんともいえない芳香が鼻腔をくすぐる。
最初、分らなくて、階下か階上の奥様の香水のにおいがわがテラスにも漂ってくるのだと思っていた。それにしても、奥様、素敵な香水をつけていらっしゃること・・・。
東洋の春の夜といおうか、
象げ色の肌に紫ピンクの紗でもまとった美女の香りといおうか、
最初、夜の調べが帯となって流れくる感じで、
次に蘭系統の濃厚な、だけど、まだ若い香りが「私はここにいますよ」とそっと告げるように
そこはかとなく漂うのだ。

思わず、その香りにうっとりしていると足元から青白い細い蛇が渦を巻きながらするすると昇ってきて、まるで虜にするように体の周りを占拠する。そんな感じのにおいなのだ。

一体、芳香の主は?

ようやく「ひょっとして?」という存在を見つけた。よく可憐なピンク色の花をつけるベンケイソウの一種の花月という植物だ。
花を摘んでみたがどうやらにおいは花ではないところから滲み出しているようである。

花月のようなにおい立ついい女になりたいものよ、なあ(木村佳子)。
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# by yoshi-aki2006 | 2006-03-27 23:15 | 事象観察 | Comments(0)  

さて、シニアライフ、どこでどう暮らす?

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将来、どこで誰とどう暮らすかは大きな課題である。
あったかい地域に移り住みたいというのが選択肢の1。
新幹線が停車する温かい近場に温泉付きの住まいをしつらえ、時々、所用で東京に。悪くないと思う。
水のおいしい地域がいいという選択肢もある。ワイナリーがある街が候補である。これもいい。

日本庭園のある料理屋さんで会食するうちに皆でお金を出し合って、こういう中庭のある家を買おうじゃないの、という話になる。

「いいわねえ」と私より2つ年上の女性。彼女は夫が社長を務める会社の役員だが、子供たちもそろそろ巣立つ。真剣にどう住まうか考えているようだ。

老親の問題もある。大きな家に老親棟を設け、いっそ老親のお友達で独り者も引き取っちゃおうか。そんな話もでる。

あと、一人身の親類。彼らも呼び寄せて寺内貫太郎一家のように大勢で暮らす。
悪くないわねえ、と一同うなずく。

証券会社の営業さんが言っていた。お客さんに60歳台で一人身という人がいた。
この人は株が好きでしょっちゅう注文をくれていた。あるとき、その人からぱったり電話が来なくなった。
「お金持ちだし、旅行に出られているのだろう」
と思っていた。二週間ほどして、彼のマンション自室での孤独死が確認された。死臭からマンションの管理人が不審に思って警察に通報。それで判明したそうである。つまり、彼は独身ライフを満喫していた反面、誰からも省みられない生活であったのだ。

彼の持ち株はぞろぞろ名乗り出た親戚たちが売ってよい日に一斉に売却し、彼らは現金を得るやそそくさと姿を消し、それっきりだったそうだ。
「故人はどう暮らしていましたか、とか、故人が世話になりましたねでもなく、私ははーっ、人情ってこんなもんかなと思いましたわ」
と営業さん。
子供がいないとか独りの人はシニアライフをどこで誰とどんなふうに暮らすか、考えをまとめておくといいよね。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-27 00:46 | ライフスタイル | Comments(2)  

東京城南の桜

ふくらはぎに熱を感じるほど歩いてもせいぜい7000歩だ。
お散歩圏の桜は六分咲きといったところ。
雨が降りそうだし、また低気圧接近でもあれば風も強まる。
満開狙いはなかなかに難しそうだ。
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# by yoshi-aki2006 | 2006-03-26 16:31 | 時事 | Comments(0)  

粋の研究

化粧もばっちり! 盛装し、いざ、わらわは出陣じゃ!

そんな晴れの日、ミスターx氏とエレベーターでご一緒になると、氏は私をちらと一瞥されて、
いつも何か一言、二言、気の利いた言葉を投げかけて下さる。

「おや、お出かけですか?」とか、愛犬を連れていらっしゃるときは
「××、お行儀よくしていなさい」とか、
たわいのない言葉なのだがエレベーターでの短い時間が和むようなことを口になさる。

こちらがすっぴんでビニール袋片手にごみ置き場に、なんて日には、彼はこちらが会釈しても軽く返されるだけで一切、声をかけていらっしゃらない。

「このかた、只者ではないな」と思っていたらある日、マンション・エントランスに彼宛の祝いの胡蝶蘭がたくさん届いた。鉢には「祝い××先生 ××勲章」みたいな文言が添えられてあった。芸術方面で有名なかただった。
人が話しかけられたい盛装の日、できれば見られたくない黒子の日。
そんな人の心理がちゃんと分る粋な人である。

トールY氏。この人はこよなくタバコを愛す。
時々、ご一緒するが、飲食店に入る前はご愛用のにおいの強いタバコではなく、
もっともにおいのでないタバコに切り替える。
この人も粋な人だと感じる。

粋な人。最近、減っているような気がする。
が、ちゃんといる。
見習いたいものである。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-26 12:13 | スタディ | Comments(0)  

なんでこんな面白い話を聞かせてくれちゃうの???

隣の席から
「ちょっと焦って早く決めすぎたなあ」
「後でもっといい会社があったって気がついたんだけど・・・」
みたいな会話が続く。ふと見ると右隣の席に
就職先が決まり、これから社会人になるらしい女子大生と思しき二人。
片方の女性が向かいに座っている女性に問いかける。
「ねえ、結婚しても働くの?」
「うーん。家庭生活が楽しめないような働き方はしたくないんだよね」
と三田寛子さんふうの女性。
「でもさ、それってたいした仕事はできないんじゃない」
とベッキーさんふうの女性。

私は彼女達の5年後を想像してみる。
意外と三田寛子さんふうは早々と結婚して子供を産み郊外のマンションで日中、
布団を干したりしていそうな気がする。
仕事でハッスルするのは小柄なベッキーさん似の子ではないかな。
彼女のほうが未来を語るときの眼の輝きが強いような気がした。


左側の女性同士のテーブルからは、
「×ちゃんにばれたら、あんた殺されるよ」
「・・・・だよね」
「だよー。ただじゃすまないよー」
なんて会話が聞こえてきた!
えっ? なんか聞き捨てならない会話をしているじゃない? どうした、どうした?
耳ダンボ、顔は「聞いてない、聞いてない、バア」ととぼけて
コーヒーをすすりながら、ちらりんと隣の人たちを見る。

二人の会話から分ったことは黒木瞳さんふうの何人かの子持ちの女性が33歳の彼女ありの独身男性と不倫しており、それを戸田恵子さん似の女性がたしなめているってわけだ。
「あんた、妊娠したらどうすんの?」
「だよねー、うふふぅ」
「何、今の、その変な笑い方って。彼氏のこと思い出してるんでしょ? いやらしい」
「ばっかぁあん」(とにやついてお友達の頭をたたくふりをする瞳さん風)
「あんた、今日みたいに×ちゃん留守の日が最高、楽しいんでしょ。お母さんに子供預けて彼氏んちに行くんだ? 行って何してんの? 一日中べたべたしてるんでしょ?」
「だははぁ~~~」
「やめなよ、そんなワンルームから一歩も外でないでべたべたしてるなんて。彼女が急にきたらどうすんのよ」
「大丈夫なの。彼の彼女って男みたいなんだって。会わないときは3日でも4日でも平気らしいよ」
こんな会話が延々と続く。


いろいろなコースを想像してみる。

妻の不倫に気がついた×ちゃんが妻を張り倒し、男と対決する。
これって意外とありそうでないコースかもしれない。

×ちゃんは妻の浮気に気がつくが、自分も浮気しているので、ま、今は黙っておこうと黙認する。これは可能性アリのコースかも。で、やがて夫婦は離婚する。これもアリかも。

人妻はやがて彼氏に振られ、ストーカー化する。これも可能性アリかも知れない。
結婚を迫られたくない男が浮気相手に選ぶのは一に人妻、二に婚期を逃し、どう客観的に見ても慰謝料請求や婚約不履行などで訴えてきそうもない40過ぎの女性である。
遊ぶなら年増、結婚するなら若いの、と思っている男は多い。その彼氏が今カノとも別れ(満足していないから人妻と遊ぶんだろうし?)、飛び切り若くてステキな女性と結婚したら?  
瞳さんふうママはやっぱり、逆上するんだろうなあ・・・。そして、リベンジ?
女って男が思っているほど、火事場では社会性を意識しない生き物だし。

こんなコースもアリかも。戸田恵子さんふうのお友達が×ちゃんに接近し、
瞳さんの不倫を告げ口。×ちゃんと恵子さんふうが結婚する。
あるいは瞳さんふうが浮気している間に子供が事故ってしまう・・・。
これもないとはいえないコースである。
瞳さんふうの奥様! 油断していると大変よ・・・。

しかし、この店ってなんでこんな面白い話が聞けちゃうの?
また、人間ウオッチング欲がうずいたらダンボ耳を隠して、ここに来よう!

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-26 01:32 | 人間考察 | Comments(0)  

桜が・・・

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     桜さく街、東京へ。
     桜は毎年、「そろそろ、見頃だって? そのうち行こう」
     なんて思っている間に散ってしまう。

     今回は日ごろお世話になっている方たちにいざなわれて、
     タイミングよく見る機会に恵まれる。
     本当にありがたい。
     左が花の色が紫がかった濃桃色の彼岸桜。右が染井吉野。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-25 23:07 | 感謝 | Comments(0)  

森の妖精たち

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走行中、電車は何度も汽笛を鳴らし、やがて短く停車する。
たくさんの蝦夷鹿がけものみちではなく、電車道を群れで歩いているからだ。

汽笛を鳴らされ、びっくりした鹿たちははねて逃げる。
が、体の大きな数頭がつぶらな濡れた黒目で不思議そうに私たちの乗った車体を見ている。
群れの「長」なのだろうか?

汽笛・・・。
停車。
ひょっとして鹿!?
あわてて携帯を取り出し、逃げる鹿に焦点を当てて撮影モードに。
構えているうち電車が動き出す、という繰り返しで鮮明に撮れているものがなく、これもピンボケだ(ToT)

お招きいただくと、私のようなフリーランスの仕事師は基本的にどこへでも参上つかまつるわけだが、道中、このような光景を見させていただく僥倖がある。

ありがたいことだ。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-25 10:16 | 感謝 | Comments(2)  

日本の最東へ

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東京では桜開花宣言がでたが、日本の最東に向かう電車の車窓には雪景色が広がる。
海の色は翡翠ににた緑色だ。
雪が降ったりやんだり。

それでも眼を凝らすと木々の枝の先に赤みを帯びた薄緑色が。
若芽を吹き始めているのだ。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-25 10:02 | Comments(0)  

ホームページ 為替リンク先のURL変更のお知らせ

こんちはー!

いつも木村佳子のホームページのリンク先「為替」のコラムをごらんいただいている皆様にお知らせでございます。

為替ページのリニュアルに伴い暫定的に以下のURLで引き続きごらんいただけますので、ご興味のある方はどうぞよろしくお願いいたします。


# by yoshi-aki2006 | 2006-03-23 07:53 | お知らせ  

本当の実力

「若いのにえらいなあ、人格者だなあ」
私が尊敬するK先生。どんなにへたくそ相手にも熱心に
「ああだ、こうだ」と出来ることを前提に教えてくれる。

過去、嫌になって教わるのを辞めた先生と比較する。彼らは
「どうせあんたたちには出来ないんでしょうがね」
との前提で生徒に接していた。

じゃあ、どちらの腕前が上かというと圧倒的にk先生だ。
下手な先生ほど出し惜しんで教える。持てるものが乏しいから人には分けられないのだろう。
なのに生活の糧として「先生」になる。
小器用に「先生」と呼ばれる場所を探し出して、ちゃっかりこんと納まって初心者を睥睨している。
「でも、しか先生」の典型だ。

K先生はいつも全力で教えてくれる。私の持っているもの、みんなあんたたちに上げるわよ。
盗めるんなら、どうぞご自由に!
だって私には引き出しが一杯あるんだもん。少々、呉れてあげても平気よ。
第一あんたたちと私の間にはそれこそすんごい差があることだし!

ここまでさらけ出して「ほら、もってけ!」状態にサービスされると
魅了されてこちらはそれこそ骨抜きのファンになる。
それでも、時々、抑えてはいるが
彼女が静かに、しかし、強烈に怒ってるのが分ることがある。

「お前たちのようなド下手が私のようなスーパースターとおんなじように振舞えると思ったら大間違いだよ。フンッ!! いいかい? 私はあんたたちみたいなたまにやってみっか人間とは根本的に違う。命かけてこの仕事を極めてんの。いつか手が届く範囲に私がいると思ったら大きな思い違いだわよ!」

けして、そんなことは言わないのだが、そんなふうに思っているんだろうなと感じることがある。
しかし、そんなふうに彼女が思うことには共感を覚える。

「先生」と呼ばれる人はどんな分野でも大変だ。
どへたな人を相手に教えなければならない。
朱にまじわれば赤くなる、のたとえどおり、下手を相手にしていると下手がうつる。
上を向いている時のほうがよっぽど楽だ。
うまい人に相手になってもらう生徒の方が百倍、楽しい。

実力のない人が厚顔無恥にも先生になって「したり顔」に人に教えて人心をまどわし、自慢げにしている、その不快感にも耐えなければならない。

そんな悪環境の中でトップクラスを維持しなければならない。
「フンッ!」
という気概がなければとてもやってられない。

本当の実力とは下手な人の中でプレイしてもベストが尽くせることである。
下手な人がかもし出すあらゆる雑音に耐えてダイヤモンドのように輝くこと。
k先生のように高みを目指そうぞ。
先生の「フンッ」という稲妻のような強い怒りを垣間見るたび、そう思う。

# by yoshi-aki2006 | 2006-03-21 12:58 | スタディ | Comments(0)