安部元首相の暗殺に関して、いろいろな報道を見聞きします。
それにしても、
犯人について、どうしてこの一家一族にこれだけの悲劇が生まれるのだろう?
安部元首相を襲撃した犯人の生い立ちや背景の報道に接するたびにそう思わずにいられません。
母の弟は交通事故死。
母親の結婚相手は父親の会社に就職してきた京大卒の切れ者。
その切れ者は酒乱だったような報道を見ました。
母親はなぜか「早起き会」に参加し、子育てをネグレクトしていたそうな。
長男は小児がん。
不幸な結婚生活故、そうした会に参加したのか。お嬢さん育ち、あるいは親に強制されることが多く嫌気してそうした集まりに子供を放置してまで参加していたのか。
誰か母親を諭す人がいなかったのか。
やがて、父親は飛び降り自殺。薬で失明した長男ものちに自殺。
祖父も祖母もなくなり、母親はますます宗教にのめりこみ、財産を献金し続け破綻する。
犯人は困窮している兄妹にお金を用意すべく自殺未遂。そこまで追い詰められていたのですね。
そして、この元凶となっている宗教法人と安部元首相に復讐心を持ち続けるようになる。
惜しいですね。ため息が出ます。犯人は頭もよく、見かけも悪くなく、もし、まともな生活を送れていたらそれなりに社会に貢献する人物になっていたと思われます。
それが犯罪者の道に。
しかも、安部元首相を狙撃するという歴史に残る事件を引き起こしてしまいました。
まず一番に犯人のお母さんに問いたい。宗教で献金で一体あなたは救われたのですか? 辛い現実から救われたいという自分のエゴのためにこれだけの人に苦しみを与え、それでも自らの不幸と向き合い、神仏に依存しないで負けずに生きていこうとする勇気が出ませんかと。
今からでも遅くない。犯人に人として親としてちゃんと向き合っていただきたい。
宗教や献金では息子の心は救えません。親として息子の心と向かい合うべきだ。
そう思いました。
安部元首相がなくなったことはものすごく残念なことではありますが、彼は政治家。
いざというときの覚悟は一般の人よりはずっと強く持たれていたと思います。
いつ、いかなる時に何があっても、と、腹はくくっていたかと思います。
もちろん、なくなってはいけなかった重要人物で、惜しいと思う気持ちは強く持ちますが、ご本人は「それもこれも含めて、私は政治家」と思っておられたことでしょう。
たとえ安部氏の命をとってもこのままでは救われないだろう犯人。ずっとずっと現実から逃げてきた母親が今こそ、息子と心を通じ合わせるべきだと思います。
「こんなことをさせてしまってごめんなさい」。息子は母親からその一言を聞きたいのではありませんか。
そう思いました。
そして奈良県警とSP。彼らの後悔と自責の念はものすごく強いと思いますが、こんな有様では警察として説得力がないですよ。
ガーンとした行動が示せてこそ、国民は警察に一定の敬意を持つわけです。
一般人と同じでは意味がないわけです。
警察はものすごく強い権力を持ち、それは国民の生命と安全を守ってくれるために与えられたものなので、素人のような警護では意味がないわけです。
一般人なら「まさか、そんなことがあるとは思わかなった」という言い訳は通用するかもしれませんが、警察は「まさか」に対処する仕事であるはず。
誰が見ても後ろスカスカ。不審者が移動し、元首相背後に回るのを許し、二発目も撃たせてしまうなんてありえない。
その不審者は試し打ちをしており住民からの通報もあったのに、その下調べもしていなかった。
あり得ないお公家的なのんびり度。
厳しいけれど、ゼロ・100の仕事は務まらない。
ホントに残念です。
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